2023年9月29日 08:00
昔から経営学でよく言われる言葉に「社長の最大の仕事は人事」というのがあります、リーダーにとって組織を最大限に生かしきるには人事が最重要であり、そこには「適材適所」ということを一番に考える必要があります。
適材適所を考えるにあたり基本となるのが思考パターンです、これは「行動は思考をベースに出てくるもの」であるからに他なりません、思考パターンは大きく分けて以下のように分けて考えればよいでしょう。
・思考パターンA=プラニング人間。
・思考パターンB=ソリューション人間。
・思考パターンC=アクション人間。
営業や技術部門は職務内容であって思考パターンとは異なります、営業も技術部門も何をその人に求めるのかで上記の3つに分かれます。
プラニング人間は、何を行うべきかを調査・検討し企画(戦略策定)を行うことに長けています。
ソリューション人間は、それを実施する為の必要な要素を計算し問題点を解決することに長けています。
アクション人間は、実際に実施するための方法など具体的な方策を練ることに長けています。
これらを数学的に説明すると。
・プラニング人間は「?+?=?」を解ける人。
・ソリューション人間は「?+?=10」を解ける人。
・アクション人間は「7+3=?」を解ける人。
つまり、プラニング人間は自分で回答も方法も考え、ソリューション人間は回答を与えられた後にその方法を模索し、アクション人間は実際の行動によって回答を得ることができる能力なのです。
思考パターンの違いはどれが優秀とか劣るとかではなくどのように物事を捉えるかが重要です、自分の持って生れた思考で行える業務に従事できた人は会社も本人も幸せです。
人事は「その業務に適材を振り分ける」のではなく、「その人を正確に把握し最適な業務を振り分ける」という考えで行うと意外とスムースにできると思います。