2023年9月25日 08:00
私は昔から常にマイペースで生きています、他者を意識することもなければ他者と比べて自分を評価するようなこともありません、したがって他者をライバル視することもないのです。
事業家になってからは常に自分自身で敷いたレールしか信じないし他者の敷いたレールでビジネスしたこともありません、ただ独立した頃から改めて解ったのですが世の中には他者を意識する人が意外と多いのです。
こちらは全く意識もしていないのに妙なライバル心をむき出しにしてあらゆる手段で何かにつけて妨害されたことなど数多くあります、特に起業後10年目くらいの頃には政治的・経済的・法的圧力をかけられたり故意に罠にはめビジネスを潰されかけたこともありました。
それはさておき、他者をライバル視する人を冷静に観察すると他者に対して勝ちたい欲求が強いのにも関わらず普通では勝てないというジレンマが強いように感じます、そして彼らは何故勝てないのかも解りました、単刀直入に言うと「ライバルと同じ武器とフィールドで戦おうとしている」からです。
私のように他者を意識しない人は自分の最も得意とする方法と自分の能力の範囲でビジネスを考えます、したがって私は昔からよく「ビジネスが下手だ」と言われます、しかし私的にはこれを言われる度に「全てが上手くいっている」と考えるのです。
一般的に見るとビジネスが下手かもしれません、でもこれが私流のビジネス手法でもあるのですから今更変えようとも思いません。
本当に他者が言うようにビジネスが下手だとしたら、創立25年も連続黒字経営を達成し一旦上場企業の傘下に入るも再度復活させて今こうして再びマイペースに新事業を興してはいられないでしょう。
他者と同じことはしない、自分の方法を確立しそれで結果が出せ事業も社員も守れているのであれば何をベースにどのように評価されようがどうでもよいのです。
私のように何もしなくても他者に意識される人間が他者と同じ方法でやれば今よりもっとライバル視され本当に力関係で潰される可能性が高いでしょう、自分を売るために表に出ることもなく目立つことは一切しないのもそういうことです、そういう自分を理解して自分に合ったリスク回避の方法を身につけているだけです。
どんな事でも自分の持ち味は自分が最も勝手知らなければなりません、常に勝てない人はライバルに勝ちたい一心で視野が狭くなってしまっているのです、結果的に相手の得意とする武器とフィールドで勝負をしてしまうのではないでしょうか。
「強い」リーダーを目指すなら他者と同じことをしないことです、あくまでも勝負は自分流で行うことが肝要です。
これなら勝てなくも負けることはありません、そうです意味の無い勝負を一切しないのですから、そしてつまらないことに勝負心を燃やすこともないのですから。