2023年7月12日 08:00
「状況心理」とは、例えば赤信号で誰か先に渡った場合につられて渡る人の他者の行動に合わせてしまう心理を指して言います。
この例では、明らかにスーツ姿の人が渡るとつられて渡ってしまう人の方がラフな格好の人の場合よりはるかに多いという実験結果があります。
つまり、人は格好やタイトルなどによって無意識のうちに多大な影響を受けてしまうということです。
同様に自分より年上の人の言葉は年下の人より重く受け止め、社長の言葉は上司の言葉より重く受け止めるなども同じことなのです。
しかし、ビジネスにおいてはこの状況心理は正確な判断を狂わす危険なものである場合が多いです。
年齢・タイトル・格好などに踊らされることなく、正確な情報によって判断していく思考を養っていただきたいと思います。
ビジネスはその人の容姿や格好ではなくて行動・結果・実績が全てです、それらの事実によって正確に判断すべきです。
赤信号は危険です、「赤信号、皆で渡れば怖くない」と言うのは嘘です、危険であれば例えみんなが渡っても自分だけは渡らないという姿勢が成功者なのです。