2023年7月13日 08:00
芸術家やスポーツ選手など天才と言われるほどの人でもスランプという時期があります、そしてそれは経営者にも例外ではありません。
この時期は自分でも理解しがたいほど何をやっても上手くいかないのです、修正しようといろいろ試みるのですがどんどんひどくなる一方となります。
今までどおりの順調な時と同様のやり方で進めているのに相手の問題が突如として浮上してくる、またメイン銀行の方針が変わり期待していた融資が受けれなくなる、上手くいっていた取引先の担当者が変わり何かギクシャクしてきたなど、突如としてそれは表面化します。
理由を考えるものの最終的には「不運な時期」と思えるくらいしか何も無いのです、強いて理由を探すとすれば「変化の前兆を見逃していた」ということでしょうか。
さて、このような突如スランプに陥ったときにはどのように対処すべきなのでしょうか?
私が経験上アドバイスできることは「何もしないこと」です、つまり「どんな人にも必ずあるバイオリズムのようなもの」と腹を括ることが肝要です。
私も過去に自覚できるほどの大きなスランプは数回となく経験しています、そして数回目かのスランプで「何もしない」ことが最も早く無難にやり過ごせることが肌感覚として身についてきました。
それ以前は考えに考えあれこれと方針や手法を変えたり、とにかく自ら深みにはまっていったのをはっきりと記憶しています。
スランプを意識したら是非「抗わずに受け入れ決して何も変えない」戦法で受け流してください、必ずや自然消滅しますから。
じっと寒い冬を耐えれば春は必ず訪れます、何事も大自然の法則どおりなのです。
むしろスランプは成功者の証なのかもしれません、何故なら成功したことが無い人にはスランプという状況はありません、何故なら常に上手くいってないのですから。