2023年7月 4日 08:00
思考分析は視点によっていろいろな分類方法がありますが、基本的な人間の思考は3つのタイプに分けられると思います。
私は思考の基本タイプを「思考回路」と呼んでいます、つまりこれは感性が決定されてしまった大人になった後では修正が非常に難しいという意味においてです。
回路とは部品と導線によって固定された電気の通り道です、たとえ部品を交換しても通り道である基板の導線を変更しなければ修正できません。
思考もこれと同じなのです、そういう意味で「思考回路」なのです。
以下、その3つの「思考回路」を示します。
思考回路1=スポット思考
1つの行動や考え事をすると全神経がそれに集中し他のことが全くできない、その行動や考えは他の行動などと全くリンクせずに単独で存在する。
思考回路2=線形思考
1つの行動や考えとその前後の行動などとのリンクができる、例えば「駅まで行くついでに銀行に寄ろう」という他の行動との連携が取れる。
思考回路3=帯状(リボン)思考
1つの行動や考えと他の行動や考えが複雑に関連できる、例えば「A=B、A=CならB=C」という行動や考えが即座にできる、また一つの行動を複数の行動に結びつけることができる、つまり同時に複数の考えを持って行動できる。
どの思考回路が優れてどれが劣るかの話ではありません、それぞれの「思考回路」に合った業務を与えることが適材適所だということです。
例えば、企画やソリューションは思考回路3の人が不可欠であり、芸術や精密加工などの繊細な業務には思考回路1の人でないと成し得ません、それぞれの「思考回路」に適応した職に就くことで真の自分らしさを追求できるのです。