2023年5月 5日 08:00
「エネルギー不変の法則」という今も尚仮説の領域を出ませんが範囲を限定すると確立されている物理学の理論があります、これは「吸収するエネルギーと放出されるエネルギーは常に等しく宇宙の始まりから現在までの総エネルギー量は常に不変である」というものです。
これは物理学的に解いた仮説であり地球上での実際の話ではありません、数学も物理学も法則を解くための定義としては摩擦など物質によって差異が出る事項については「とりあえずこれを計算しないでおこう」という前提があります。
実際にお湯を沸かすことを考えるとガスコンロでお湯を沸かすとき水に加わる有効な熱エネルギーはガスコンロの出す熱エネルギーの平均で20%程度です、残りは空気中に放射されて無駄になります、これをエネルギーロスと呼びます。
宇宙全体にこのエネルギーロスという存在があります、また地球上の全ての事柄にも存在します、しかしこれは各論であり総論でみるとやはり総エネルギー量は常に一定だと考えられています。
さらに人間にもまたそれを構成する企業にも当然に各論的にはこのロスが存在しています、したがって企業経営ではこの事業ロスを事前に計算し事業計画を行えるか否かが重要になります。
ここでいう事業ロスとは利益に反映しない無駄なコストや行動と解釈して間違いはありません、更には人間の人生でいえば無駄な消費や行動をいうのですが私個人的にはこの人生のロスという感覚が実に心地よいと思えるのです、だからこその愉しめる人生なのだと思うようにしています。
生きていくためには不要な消費や行動、でもそれがあるから有効な消費や行動に時間を専念することができると思うのです。
無駄のない人生なんて愉しくありません、そしてクリティカルとロスのバランスを取れる人がストレスもなく人生をまっとうできる人なのではないかと思うのです。