2023年5月 4日 08:00
株主の一人に大阪で有名な不動産王がいます、この人の資産はどれほどなのか想像がつかないのですが、最近では岐阜に山一つを買取り杉や松の木は材木商に売り根っ子の部分は工芸品問屋に売って病院付きの終身老人介護センターを建設しました。
買った物を一切無駄にしないところは流石に見習うべきなのですが、もっと感心するのはこの人は何時見てもとても資産家には見えないところです、これが彼の身を守るための知恵だと先日教えられたのです。
彼は何時も現金を持ち歩いています、それは良い物件が有るとその場で手付金を支払う為です、こうすることで30%以上安く買えるそうです、人はその場にお金を積まれると弱い立場になるのだそうです。
面白いのは1千万円以上のお金をどのようにして持ち歩いているかということです、なんと彼は何時もデパートなどで貰う紙袋にそのまま入れているのです。
その理由を聞くと「人は絶対にこん中にお金入っているとは思わないねん、ひったくりに会うとしたらまずこっちの手提げねらうやろ」、続けて「紙袋はな引っ張るとやぶれるやろ、お金がその場に落ちて絶対に持ち逃げされないんや」・・・なるほど。
また普段靴はスニーカーです、それも安いノーブランド品、身なりもどう見ても高そうなものは一切着ていません、これも理由があるそうで金持ちだと思われないこと、そしてスニーカーはもしも引ったくりなどに会っても走りやすいからだと、これは逃げるも追うにもということでしょう。
これが彼の身を守る生きる知恵なのです、そしてこれはアフリカ大富豪の人を見る感覚の話にも通じているので面白いと思うのです、私のように一般人には解りませんがそういう世界の人には経験上からくる「生きるための知恵」があるのです。