2022年12月15日 08:00
経営者の多くの悩み、それは自社の事業を上手く説明できないことにあります、特に「自社を一言で説明する」など雲の上の話です。
多くの経営者は自社の事業を正確には説明することができません、これはどこからどのように利益を得るのかというビジネススキームを確立していないからに他なりません。
では、どうして多くの経営者は他者の会社や事業を聞きたがるのでしょうか、そもそも事業が上手くいっている人は他社の事など聞きたがらないものです、聞いてもそれはご挨拶であって他者事には正直興味がないのが普通です。
では聞きたがる人はどんな人かというと、自身のビジネスに確固たる自信と実績がないからです、だから他者事が気になって仕方ないというのが本音なのです。
私はこのようなシーンでは「怪しい仕事で儲けてます」と言ってはボケています、この方がその場の緊張感を流せるし相手も意外やこちらを信じてくれて自身の弱みなども話してくれます。
兵法三十六計「仮痴不癲(かちふてん)」とは馬鹿な振りしてやり過ごすという策です、経営者は自身のビジネスに直結しない人の質問に真面目ぶって正直に答える必要もなければ上手く説明する必要もありません、馬鹿な振りしてやり過ごすことで案外気楽に過ごせることも多いのです。