2022年11月 3日 08:00
「10を知って1を学ぶこと」も、逆に「1を観て10を予測する」ことも鍛練すれば誰にもできるようになります。
これは、過去の事例や目の前にある事実が存在するから可能となる能力です。
対して、過去の事例も目の前の事実も何も無い状況で新たなものを作り出す「ゼロ発想」は殆どの人にはできない能力です。
技術にしても人脈開拓や営業手法にしても資金調達にしても、何もないゼロの状態で新たな方法を考えるのは普通の人の感覚では絶対にできません。
この、「ゼロ発想」ができる人が成功する人であり企業を大きくしていける人なのです。
では、この「ゼロ発想」は何故できるのでしょうか?
多くの人の思考は視覚や聴覚に囚われています、人間の脳の占める処理容量は視覚が90%、聴覚が7%と言われています。
つまり、見たものや聞いたものからの情報で脳は処理しようとしてしまいます、そしてこれは人間の脳に備わった当たり前の機能であり正常に脳が機能している証拠です。
ところが「ゼロ発想」できる人は、この視覚と聴覚を意識的に麻痺させて全脳を使って新たなことを考えだせる能力を持っていると言っても過言ではありません。
「ゼロ発想」の瞬間は、目を開けていても脳は視覚情報をシャットアウトし思考することに専念しています。
同じように音は聞こえていても内容を理解することはできません、脳が音情報を解析するのをシャットアウトしているからです。
これは極めて高い集中力の賜物であり、集中力もまた鍛練することで長時間継続させることが可能となります。
「ゼロ発想」を行えることが成功の近道だとしたら、各種の情報を得る前に継続して集中できる能力を鍛えることが肝要なのです。
この継続した集中力は短時間で情報収集から分析まで行う事ができます、人の何倍もの処理をあっという間に行え、他者にできないことを考え行動しているのですから成功して当たり前なのです。