2022年9月 3日 08:00
世界観とは常に見えている範囲、つまり思考する範囲を指しており世界観はビジネスを行う上で極めて大きな要素になってきます。
起業家との会話や行動を通してその起業家の世界観を常に気にしているのですが、最近の起業家の多くは自分とその家族や周囲だけを見て考えている人が多いと感じます。
世界観が狭くなる一つの要因は、自身の経験を通して得てきた生きたノウハウが少ないことが一つにあげられます、書籍やセミナーなど他者からの情報だけで思考しているのではないでしょうか。
昔から私は「本を読むな」とよく言います、その本質は経験が浅い人がよく陥る思考トラップである「バーチャル思考」になるからです、本を読んで成功すると思いこんでしまうのです。
本を読んで自転車に乗れますか?
本を読んでゴルフが上手くなりますか?
本を読んでみんな成功するようなら実はの本は売れないのです、これは実に簡単な思考トラップなのです、売れる本というのは本当に人の心理を突いていると感心します。
成功する事業とは自身が汗水たらして「カット&トライ」を繰り返して数年間という多くの時間を投資して熟成されていくものです、熟成された事業は熟成された生ハムやチーズのように芳醇な香りを放ちます、これは多くの成功も失敗も含めた経験を積んできた人でしか嗅ぎ分けられない匂いなのです。
一旦熟成された事業はそれまでの苦労が嘘のように何もしなくても大金を産み続けるのです、そして異様なほど輝くオーラを放ってくるのです、更に人が引きつけられ成長拡大していくのです。