2022年8月14日 08:00
皆さんの周囲には、結婚を機に今まで目立った成果も無かった人が急に頑張りだして表情も若々しくなった人、逆に結婚を機に急に病気がちで休みも多くなり表情も年齢の割りに老けて見えるようになった人がいるはずです。
これらはいったい何が原因でしょうか?
そして何故人によって異なる結果が出るのでしょうか?
広い意味においては確かに「相性」ということになるのでしょうが、一つはっきり言えることに生活習慣の変化が大きいと言えます、それぞれの育った家庭の環境という事項は想像する以上に大きいものがあります。
例えば、夏や冬の冷暖房の温度もそうですし何よりも食事の内容が一変する人もいます。
別々の環境で育ってきた二人が一緒に生活するわけですから、どちらか弱い方に影響が大きく出るのです。
ここで言う「弱い方」というのはある意味の「決定権」とも言えます、男女関係無く強弱関係は必ずあります、これは一つの集合体の性格といってもよいでしょう。
その強いほうが自分に合った温度・食事・生活スタイル・テレビのチャンネルまでを主導します、弱いほうはそれに従うことで共同生活が成り立つわけです。
その結果良く出たときは良い方向へ一変し、悪く出たときは悪い方へ一変します。
もう一つ悪くなる人で特に男性の場合、家族を持つことによる精神的な「守り」を意識するようになることも大きいです。
ビジネスでは特に、「守り」に入った瞬間に悪い方向へ向かい始めることなど珍しくはありません。
精神的に守りに入ると男性ホルモンが著しく低下します、これは競争本能が失われ前向きな思考になりません、そしてやる気が起きなくなり常に自己保身に走ってしまうという症状が出ることが解っています。
これらを総称して「相性が良い悪い」と言えるかもしれません、でも男女の関係では結婚する前に習慣的な相性が悪いと解っていてもそのときには「なんとか上手くいく」と思ってしまいがちです。
もっとも良い方法は無理して相手に合わすのではなく、それぞれの育ってきた環境を維持できるように食事も空間も自分のスタイルを堅持できるようにすることですが、これが普通の家庭ではなかなか難しいでしょう。
幸せであるはずの結婚ですが反面ある意味においては人生最大のリスクでもあるのです、これを正確に意識することが成功したいと思うのであれば重要な要素の一つです。