2022年8月 3日 08:00
大好きな事や人、そして大嫌い事や人、自分の感情がウキウキしたり怒りに満ちていたり大いに高ぶります。
好きと嫌い、これが同じ次元に存在し同じ要因だとしたら信じますか?
大好きな事や人のことは何をしていても頭に浮かんできます、でもそれは好きなことだから不愉快にはなりません。
同じように大嫌いな事や人のことも常に頭に浮かびます、それは嫌いなことなので不愉快に感じ忘れようとすればするほど浮かんできます。
これはどうしてでしょうか?
それは双方無視できないという感情があるからです、そしてそこにはノルアドレナリンという脳内ホルモンが深く関与しています。
ノルアドレナリンは本来は不快物質なのですが、「好き」という感情にも「嫌い」と感情と同じように放出されるのです。
つまり「好き」もある意味では不快なのかも知れません、そう尋常ではない心の動揺が発生するから心身は穏やかではなく不快と感じるのです。
対してどうでもよい事や人のことって案外気になりませんし心も穏やかです、そこにはノルアドレナリンが関与しないからです。
でも、何故「好き」な感情にノルアドレナリンが出るのでしょうか?
おそらく、「好き」という感情の裏には「危険」とか「怖い」という感情が隠れているのではないでしょうか?
大好きな事や人が一夜にして大嫌いな事や人に変わる、またその逆もある、これは両者が同じ次元の感情であることを物語っているのです。
大切な事や人とは、普段気にもしていませんが何処かで「失いたくない」という不安な気持ちがあるのです。