2023年12月15日 00:00
近年の若者が使う言葉に「コスパ(コストパフォーマンス)が悪い」に加えて「タイパ(タイムパフォーマンス)が悪い」があります、押しなべて何をするにもお金と時間がもったいないか否かで判断するようです。
同僚や仲間内での飲み会も「タイパが悪い」という理由で断るそうです、デートでも映画はネットでいつでも見れるので「タイパが悪い」と観ないそうです、同様にドライブなどの遊びも「タイパが悪い」という理由でやらないのだそうです。
物心が付いた頃から「コスパ&タイパが悪い」ことばかりしてきた私にとって価値観の相違を超え、もはや別の世界で生きている生命体ではないかというくらいの感覚にとらわれることがあります。
社会人になった頃の私は仕事は集中して短時間で終わらせ毎日のように深夜まで仲間と飲み、朝早く起きて高速環状線を車で1周かっ飛ばしてから出社という毎日でした、また三十代の頃は起業していたのですが同様にみんなで一気に仕事を片付けては朝まで飲み遊んだものです。
残業代欲しさにだらだらと仕事をしている人が飲み会は「タイパが悪い」と言われても説得力はゼロなののですが、会食で大きな商談を決めてきた私にとっては「会食こそ重要な責務でありオフィスでの業務は事後の事務的作業」というくらいに考えています。
「タイパが悪い」という若者も重要な責務を負うような年齢になれば「タイパが悪い」事に大きな価値を見出してくるようになるだろうと思うようにしています、そうは言っても「なんともはや」な時代になったなと憂う今日この頃。