2025年9月12日 11:00
東京ラボのベランダで珍しいハーブであるレモンマートルを栽培しています。
レモンマートルは香りや味がレモンそっくりのハーブで、日本では馴染みが無いのですが東南アジアやヨーロッパでは肉料理やスープの風味付けで用いられたり、虫よけに使ったり、ごく身近なハーブなのだそう。
↓隣ではレモン(リスボンレモン)を育てていますが、まったく違う植物。
葉の形もぜんぜん違います。
↓左がレモンマートル、右がレモンです。
レモンは成った実だけに香り成分が集中するため、葉や茎からはレモンの香りはしません。
対してレモンマートルは実が成らない分、葉や茎すべてからものすごいレモンの香りがするんです!
このようにレモンとはまったく別物の植物ですが、レモンのような香りがするということから、レモンマートルと名づけられたそうです。このレモンの香りはシトラールという成分で、レモンマートルはシトラールが多く、レモンよりレモンと呼ばれるほど!
芳香剤もレモンではなくこのレモンマートルから作られているのです。
(そしてさらに、マートルという、同じフトモモ科ですが別の植物もあるので、少しややこしいですね。マートルは日本ではギンバイカと言われていて、香りも植物の姿もまったく違います。)
このレモンマートル、新芽が出てくる春には近づいただけでもレモンの良い香りがして、とても幸せな気持ちになります。
成長し葉も固くなってくると近づいたり触ったくらいではレモンの香りはしなくなるのですが、乾燥させてお湯に入れるととてつもなく良い香りがたちこめます!
先日、代表が不要な枝を剪定したので、乾燥させることにしました。
逆さにしてドライフラワーにします。
数日干して完成です!
特に紅茶と合わせると最高です!!
レモンを入れてないのにコクのある深いレモンティの味が楽しめます。
個人的に、レモンを入れたレモンティよりレモンマートルを入れた紅茶の方が美味しいです(笑)
普段は野草のお茶ばかり飲んでいて紅茶はあまり飲む習慣がなく、よくお土産にいただく紅茶がなかなか飲みきれずにいたのですが、レモンマートルを知ってからよく飲むようになりました!
↓飲みきれずにいた紅茶たちもレモンマートルのおかげでもうすぐ無くなってしまいそう。
紅茶でなくとも、生葉をそのままお湯に入れるだけでも幸せなレモンの香りで美味しいお茶になります。
料理でも使ってみたのですが、レモンバームとローリエを合わせたような風味を醸します。
こんな素晴らしいハーブ、もっと栽培されて利用されればよいのにと思う毎日です!!
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