2025年12月 3日 11:00
本丸の庭に3本の柿の木があります。
どれも大きく、それぞれ5メートル、7メートル、15メートルを超える高さです!
そのうち1本は甲州百目。
甲州百目は渋柿の一種でそのまま生で食べることはできませんが、干し柿にすると糖度が高くなり甘く美味しくなります!
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↓7月頭の様子(7/5)。
小さい実が成っています。
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↓9月の半ば(9/18)。
大きくなりました!
実は釣鐘のような形をした大きな品種で一般的なもので300g〜400g、大きいものだと500g以上になることもあります。
本来は10月下旬から11月にかけて収穫される甲州百目。
この時まだまだ青く収穫には早かったのですが、生理落下が激しくほとんど落ちてしまっていたため、急遽獲ってしまうことになりました。
4メートルの巨大梯子を使って上の方に成っている実を獲りますが、それでも7メートル以上あるこちらの木。届かないものは諦めます。
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そしてこの青柿を無駄にしないよう、甘柿にできるか実験&チャレンジしてみることになりました!
通常、まだ青い渋柿を収穫して甘くするということはありません、本来なら熟成してオレンジになった渋柿を収穫し、渋を抜いていきます。
木に成っている状態でないとこのまま熟成せずに悪くなってしまいます、果たしてうまく行くのでしょうか。
また、渋柿は干し柿にして渋を抜いていくのが一般的ですが、代表には他に考えていた方法があるそうでこれを機に試してみるそうです。
というのも、以前干し柿にしてみた(他の柿の木に成っていた)柿は、まだ9月で気温が高かったこと、そして東京のオフィスでは外に干すことができなかったので室内では湿気が多くカビてしまい失敗してしまいました。
さらに最近の気候の変化で柿が早期に熟してしまい、これまでよりも収穫期が早まったことで干し柿作りの季節も早まってしまい、干し柿作りには適さないまだ暖かい気温ではカビの原因になったりするため、従来の方法での干し柿作りが近年では難しくなりつつあるとの話も聞きました。
そこで今回は干す以外の方法で渋柿を甘柿にする実験してみようと策を練っていたということなのです。
これがうまく行けば、干し柿作りが難しくなっている現在でも素晴らしい対策になるかもしれません!
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