2025年7月10日 11:00
本丸の庭にたくさんのスギナが自生しています。
お馴染みの春の名物ツクシですが、栄養茎であるスギナも日本で古くから万能の薬草として利用され、漢方では「問荊(もんけい)」として、ドイツではハーブティーとして古くから親しまれています。
掘り起こしても根さえ残っていれば再生してくる強い生命力を持つ野草。
その豊富な栄養に納得です。
スギナにはビタミン含め多様な成分が含まれていますが、中でも豊富なミネラルを含んでいます。
ミネラルを豊富に含む野菜として有名なほうれん草と比較しても、スギナはカルシウムが155倍、リン、カリウムが5倍、マグネシウムが3倍とその違いは歴然です。
また必須栄養素のケイ酸も多く含んでおり、女性に嬉しい美容やアンチエイジング効果に役立ちます!
本丸の庭一面に広がるスギナ
出張のたびにこのスギナを摘みスギナ茶を作って飲んでいます。
水洗いし砂などをきれいに取り除き、湿っぽさがなくなるまで天日干しを行い乾燥させます。
水分が残ると保管した時にカビが生えることがあるため、乾燥した晴れの日の天日干しが最適です!
干していると、畳のような香りが広がります!!
すごくいいにおい!!
乾燥させたあとは煎って水分を飛ばす方法が一般的ですが、わたしはビタミンなどが損なわれないよう煎らないで飲むことが多いです。
また、この乾燥させたスギナをそのまま適当な大きさにカットしやかんで煮だしてお茶にできますが、わたしはスギナごとそのまま飲んでみたかったので細かい粉末にしました。
粉末にするため、乾燥したスギナをはさみで細かくカットしミルで細かくします。
茎の方にも栄養があるため、捨てずにそのまま行っちゃいます。
スギナ茶はクセがなく、すっきりとした味わいで本当に美味しいです。
雑草感や青臭さは皆無です。
万人受けする味で誰もが美味しいと言うような味です。
煎っていないスギナ茶は抹茶のような風味!
煎ったスギナ茶も香ばしくて美味しいです!
このように豊富な栄養を含むスギナは、成分が強いため過剰摂取には気を付けなければいけませんが、スギナ茶として摂取する分には危険量に達することはまずありません。
カフェインを含まないので、就寝前でも安心して飲むことができます。
スギナは日本各地の野山でも見られるので、手軽でおすすめのお茶です。
道路沿いや、ペットの散歩道沿いは避け、できるだけ自然豊かな地のスギナが良いでしょう。
*****