2024年4月 3日 11:00
日常に野草を取り入れて楽しんでいます。
過酷な環境で育つ野草。
人の手でお世話して育てたらどうなるか、試してみたくなりました。
今回栽培してみたのはタンポポの仲間であるオニタビラコ。
ベランダ菜園に使っている土にオニタビラコの種をばさっと撒いてみました。
タビラコ(コオニタビラコ)はおなじみ春の七草の「ホトケノザ」で、
オニタビラコと同じキク科の花ですが、厳密にはオニタビラコはタビラコ(コオニタビラコ)とは属が違い別属の花になります。
散歩道でもよく目立つのはこのオニタビラコの方なので、誰もが見かけたことのある野草でしょう。
使用した土は数年かけて作った自家製の腐葉土で、豊富な栄養を含んだ土です!
土だけでなくタビラコへの水やりにもかなりの神経をそそぎました。
あげすぎてもダメ、あげなすぎてもダメ、です。
天気予報は欠かさずチェックです、天候によって微妙な見極めが大切です。
過酷な環境で生きる野草に、この至れり尽くせりの環境を与えたらどのような成長になるのか期待していたのですが、観察をしていて不思議なことに気が付きました。
現在育てている他の植物たちはこの栄養たっぷりの土でぐんぐん成長しているにもかかわらず、タビラコだけがいつまで待ってもなかなか芽が出てこなかったのです。
そして、成長速度も野のものとは違って、全然大きくなりません。
こちらは一か月近く経ったタビラコの様子です。
やっと大きなもので10cmほど成長しました。
箱の奥に茂っているのはパセリです。
ちなみにこちらは、
一年中日光の当たらない、荒れた土という過酷な環境で見つけたオニタビラコです!
なんと75cm!!
やはり野草には野草らしく、その強靭な生命力を活かして、自然に任せて育てる方がよいかもしれない、と分かりました!
植物はいろいろな気づきをくれて本当に面白いです。
今後も、適度に見守りながらお世話していこうと思います!