2024年2月25日 11:00
陰陽バランス食養学の実践を日々楽しんでいます。
グニュグニュとした食感と独特の風味で、あまり好かれない鶏皮・・
これをどうにかうまく料理に使えないかという相談がありました。
外国人のその店主さんの国では鶏皮を食べる習慣がなく、
お店のスタッフの皆さんも苦手なご様子で、
なかなか試作が進まないそうです。
美味しい国産のチャボの鶏皮、
一日に1kg以上も破棄しているのです。
焼鳥屋さんであれば、ブラジル産の鶏皮でも高値で売れるのですが・・
ということで、
3日分の3kgもの鶏皮をいただき持ち帰りました。
さて、これをどうしようか・・
いろいろと実験してみました。
まずは、中華料理での定番の鶏油(チーユ)を作ってみることに。
鶏油とは鶏皮の脂肪を過熱して抽出した油のことで、
カップ麺などの「旨み油」として別袋に入っている油はこれです。
中華料理では、香りづけとしてスープに少々落としたり、
チャーハンや炒め物に使用することで、
甘味と香りを増すために多用される動物性オイルの代表格です。
フライパンに鶏皮を適当に調理ハサミで細かく刻んで、
弱火でゆっくり熱しながら脂を出していきます。
この時にネギ・生姜・にんにくを入れることで油のくさみが取れ、
更に香ばしい香りも付ける事ができます。
鶏油は水分が残っていると傷みやすくなるので
ここで泡が出なくなるまでしっかりと熱します。
作るときは大量に作るほうが、
皮を油分で揚げることができ、効率も良くなります!
不純物をキレイに濾して密閉容器に移します。
純正の鶏油(チーユ)は奇麗な黄金色をしています!
酸化しやすいので小分けして冷凍庫で保存します。
この過程でできたカリカリになった鶏皮は、
脂分をしっかり取った後、
塩、コショウをふって、お酒のおつまみにするのも中華の定番。
後日、ここでできた油を取った鶏皮はまた別の調理にしてみました!
ヒントは、油を取って残った皮は、
なんと女性の美容の薬である、コラーゲンの塊なのです!
動物の油は陽の中の陽。
陰の強い野菜だけの炒め物などに使えば、
陰陽バランスがばっちり取れます!
***
陰陽バランス食養学~現代に蘇る医食同源~
「陰陽バランス食養学」は食品や調理法を陰陽スコアに置き換え、
その合計点をみれば誰でも簡単に陰陽バランスが取れているかが解るという学問。
陰陽バランス食養学は、全国の書店及びAmazon・楽天等の通販書店でお買い求めいただけます。
陰陽バランス食養学
https://function5.biz/youkei/