2023年12月26日 11:00
身体を温める食材の定番、
生姜の優れた嬉しい効能は言わずと知れたところ!
寒い冬に積極的に取り入れたい食材です。
生姜は中国では生姜(しょうきょう)と呼ばれ、
紀元前500年ごろから薬用として飲まれていました。
生姜なくして漢方の世界は成り立たないとまで言われています。
生姜の成分と言えば、ジンゲロールとショウガオール。
これも有名ですね。
生で食べるとジンゲロールで風邪対策に、
熱を加えて食べるとショウガオールで冷え性対策になります。
生姜に含まれるジンゲロールは強い殺菌力を持っています。
お寿司にガリが添えられているのは、
生姜の殺菌作用を利用しているのですね。
食品だけなく、風邪のひき初めには人のウイルスや菌に対しても作用を発揮してくれます。
ジンゲロールは空気に触れると成分が変化してしまうので、
おろしたてまたはスライスしたてに召し上がること、もしくは漬物にして保存することをします。
こちらは薬効成分が詰まった冬生姜の薬膳漬け。
たくさん手に入ったので、
いつでも食べられるように漬物にしました。
作り方はとても簡単ですが、企業秘密だそうで、すみません!
ポイントはアニスやクローブなどのスパイスを加えること!
そして、ただ漬けただけでは、薬効成分が抽出されないということ!
アニスやクローブの効果で、更に薬効効果が高まります。
写真の500mlの容器だと、
アニスは5個、クローブは3粒くらいで十分です。
ショウガオールは胃腸の壁を直接刺激し、深部から熱と血流を高める働きがあります。
スープや紅茶にいれるだけで、ポカポカしてきます。
生姜が苦手な方でも、飲み物でなら美味しくこまめに摂りやすいかもしれません。
生姜を使ったホットドリンクのレシピも、今日ではたくさん情報が配信されているので便利です!
お酒が好きな方なら、焼酎にもぴったりです!
おすすめなのはホットそば焼酎!
お湯割りにしたそば焼酎に、
さきほどの薬膳漬けをそのまま入れてしまいます。
そば焼酎は独特の風味や匂いがあり、
ワサビを使った、ホットそば焼酎が飲まれますが、
生姜の焼酎も非常に美味しいです。
それにしても、冬生姜は辛い!!
ホット生姜焼酎、身体がポカポカで汗まで出てくるほどです。
風邪に良いと言われる生姜ですが、
生姜はあくまで風邪を引く「前」の予防!
風邪をひいて身体が弱っているときや、
胃腸の弱い方や消化器系に炎症のある方は控えること。
また、健康体でも摂りすぎると胸やけをしたりお腹をこわしたり悪影響もあるので、
1日の目安は10g、多くても20gを限度にすると良いとされています。
それだけ成分が強いということ!
植物の力ってすごいです。
適量を守って、
風邪知らずの温かい身体を手に入れたいですね!
生姜は野菜なのに陽の要素が入った食材です。
お酒に漬ける、加熱するなどで陰陽バランスが調ってしまうのです!
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