本丸の果樹園の一角にひときわ目立つ巨大な栗の木があります!!
代表や園芸スタッフさんは、冬の物件購入時にこの木を見たときから当然に栗だと分かっていて、この栗の木をあぁしようこうしようと計画をして話していました!
しかしわたしはどの木のことなのかイマイチ分かっておらず、春になっても栗の花は長いひも状のふわふわしたもので栗のイメージとは程遠く、夏に入り小さな栗の形状をしたものを見てはじめて「この木が栗だったのかー!」と分かったという・・なんというお粗末さ。
7月初めの様子。
栗の木だと気がつく。
秋になるのが楽しみでした!

8月の様子。久しぶりに見るとずいぶん大きくなっています。

そして9月になり上を見上げるとたくさんの実がついています!

こちらを9月の半ばに初収穫、その後4回ほど収穫でき総計100kgは収穫できました!
イガイガを足で割って取り出していきます!

収穫のたびにお世話になっている地方オフィスのお隣の棟梁さんや、みんなで分けているのですが、それでも食べきれないほどの量になります、これが毎年のように収穫できるとして・・梅でもそうだったようにどのように収穫&保存するか、こちらもまた代表は愉しく頭を悩ませることになりそうです。


栗は美味しくても皮を剥くことを考えただけで食べる気がなくなってしまう人も多いようです。
簡単に皮を剥ける方法をいろいろ試したのですが、やはり剥く前にお湯でつけておくのが一番シンプルで簡単かもしれません!
フライパンで焼き栗にするのも良いです、皮もパキッと割れて剥きやすく香ばしくて美味しかったです。

ただわたしは今後も毎年必要になるかなと思い市販の栗向き専用バサミを購入しました、簡単に丸ごと向けてバクバクと口に頬張り美味しくいただきました!
この専用バサミ、力のない女性には特におすすめです!

加工されていない天然の栗を食べたのは実家暮らししていた学生のころ以来です。他界した母や祖母が時間をかけて包丁で根気よく皮を剥いて栗ご飯を作ってくれたことを思い出し、どんなにたいへんだったろうかと有難く、なんだか懐かしいようなちょっと切なくなるような、そして今こうして恵まれた環境にいることに感謝しながら、幸せな美味しさの栗を存分に楽しみました!
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ときどき薬酒の試飲を楽しんでいます。
中身を見ずに、味だけで何を漬けているのか当てるのが毎回楽しいです。
古いものは漬けて8年ほど経ちます、そのためとても甘くなっています。
比較的新しい薬酒はまだお酒の味が尖っていますが、中に漬けているものの味もしっかりするためこちらもとても美味しいです。

中でも最近でみんなに好評だったのがこちらの柿酒です。
写真右が柿酒で、左が柿茶です。

柿の実や皮に含まれる栄養素は誰もが知るところだと思います。
とても美味しくいただきました!
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今回は、卵酢作りのご紹介です!
卵酢といっても、卵を食べるためのものではなく、お酢の方をいただきます。
少しずつ飲んで健康維持にもなり、また料理にも使えてとても便利です。
こちらは酢が350ml入っています。
本来はこの酢の量に対して卵の殻部分だけをほんのひとかけらで十分なのですが、今回は実験のため丸ごと2つも入れてみました!

卵を酢に漬ける理由は卵の殻に含まれるカルシウムが酢で溶け出し、カルシウムが豊富に含まれた酢ができるためです。
ご覧の通り、殻に気泡がついています、成分が溶け出しているのが解りますね。
今回卵を2つも入れたら・・みるみる発砲して酢が溢れだし、このあと冷蔵庫がたいへんなことになってしまいました!笑
やはりこの量で2つは多かったようです。

その後、冷蔵庫で保管すること半年間。
取り出してみるとこのように!
殻がすべて溶け出し、卵膜があらわになりました!
そうです、これを1度見てみたくて丸ごと投入してみたのです。
卵膜が酢で硬くなって弾力がありゴムみたいにブ二ブニしています。

卵膜を割ってみるとこのように!
中は卵白が水のようになって卵黄は透明感のある固形に固まっています。
実はこの卵黄はピータンとほぼ同じ状態だということです!

ちなみに見た目にはキレイでプルプルで美味しそうなのですが、こちらは試食した結果、ただのカロチンの塊になっているので食べても美味しくないです!笑
ちなみに毒にはなりません。

カルシウム酢はとても身体によいですが、カルシウムが豊富過ぎるため一気に飲み過ぎると結石の原因にもなってしまう可能性があります。
少しずつ適量を酢の物に加えたりして継続的に摂取しています。
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畑で身体を動かしていると、春から夏には野草やエディブルフラワーや、ソルダムやブラックベリーやミニトマトなど、なにかしらその場で食べられるおやつがあるので嬉しいです。
秋に入ると、その場で熟した柿を取って喉を潤すことができました。
熟柿って本当に甘いですね!
疲れも一気に吹き飛びます!

↓そしてこちらはイチイという植物。
秋に小さな赤い実をつけました!
イチイの木は笏(日本の古代の役人が朝廷で用いた細長い板で威儀を正すための道具)の材料として最高位の木材とされたことから「一位」という名がついたそうです。
年輪が緻密で狂いが少ないため、古くから工芸品や家具、彫刻などに使われてきたそうです。

上の方は鳥に食べられてしまって見事になくなってしまいましたが、しゃがみこんで下の方にかろうじてついているものを食べてみます。
信じられないほど甘くておいしいです!

↓こちらはほおずき。

しかし、とても美味しそうに見えますがこちらのほおずきは毒性があり食べられないとのこと、残念!
ほおずきには観賞用と食用とがあり、食用は栽培されているもので食べることができますが、一般的に知られている野生のほおずきは観賞用として用いられるもので、アルカロイドが強く食べることはできません。
お盆の時期にいくつか摘んでみんなに持って帰り、それぞれでお仏壇や思い思いの場所に置いてもらいました!

毎回いろいろな植物の発見があり、初めて知ることばかりで楽しいです!
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今年は本丸の庭の放置栽培でカボチャをたくさん収穫できました!
種がたくさん出るので、現在のようなお菓子の無かった時代の信州の子供のおやつというのを教えてもらい作ってみました。
当時は油で揚げ塩をふったものをおせんべいのようにカリカリと食べたそうです。
今回は油は使用せず、またお酒のおつまみ用としていただくことにしました。
カボチャから種を取り除きバラバラにし、ザルに入れ水で洗います。
わたはスルスルとは取れないので根気が要りますが丁寧に洗います。
こちらを、天日干しして乾かします。
この工程がたいへんだという場合は、レンジで水気を飛ばすこともできます。
ラップをしないで2〜3分ほど加熱します。
レンジのかけすぎで弾けることがありますので注意しましょう。
種が十分に干せたら、フライパンでこちらも弾けることがありますので注意しながら表面が茶色くなるまで炒り塩をふります。

ここで、完成・・!でなく、炒ったものをさらに干して、乾いたら今度こそ完成です。
↓見た目はあまり変わりませんが、炒ったものを干すことでより水分が抜けてカリっとします!
こちらはお好みで種のまま食べることができます。

今回は油を控えましたが、ごま油をほんの少し使うとさらに香ばしいですし、おつまみ用でなくおやつとして作るときには、油の代わりにバターを、塩の代わりに砂糖を、それぞれ使って甘くすることもできます。
ひとつのカボチャから種がたくさん取れますし、作り方自体はとても簡単なのでカボチャの季節にはおすすめです。
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