食用タンポポの根を採取し、その形状を観察しました。
第一印象は、驚くほどバラバラです。
まっすぐに50cm以上伸びたゴボウのような根、2つ3つに枝分かれした根、複雑に枝分かれしたした根など、これほどまでに個体差が出るとは予想外でした。
他の例えば同じ科の山ゴボウとして漬物で売られているアザミなどはほぼ同じ形です、食用タンポポはフランス産の西洋タンポポで受粉しない植物、つまり存在する西洋タンポポは同じDNAを持つ植物です。
同じDNAでありながら、また同じ環境で同じ日に種を蒔いているのに、なぜタンポポだけが根の張り方、葉の形状、花の咲き方が異なるのでしょうか?
「タンポポのDNAは固定されていない進化の途上にある」という化学論文もありました、この根の形状だけ見ても頷けます。
では、特徴的な根の形状をご覧ください。
①まっすぐな根、枝根もまっすぐ一列に上から並んでいるのが面白い。

②太くて短い根、ここまで来ると流石に根割れを起こしてしまっている。

③タコの足のように同じ太さの根が10本以上分かれている。

④生長点こそ太いが、根は細い。

⑤4つに分かれ、その後更に枝分かれしている。

⑥綺麗に2つに枝分かれ。

⑦太い根に細い根が無数に枝分かれ。

⑧太い根がねじれた様に成長している。

⑨5つの株がくっつき一緒になったように枝分かれ、実際は1株。

※根割れの拡大図
何故、根割れするのかは解っていない。
ゴボウでも成長しすぎるとこうなるようであるが・・・

ダンデリオン化粧品のキュレーションサイトをご紹介いたします。
たんぽぽ普及協会も、本プロジェクト発祥ののきっかけを作り、スタート直後から共同参画してまいりました。
思えば、2015年の秋にたんぽぽの根からエキスを抽出して、各種の実験開始してから6年以上も経ちました、今では当時のさまざまな思い出が蘇ります。
実験開始から1年で、具体的な化粧品分野の商品化プロジェクトが発足、そして更に1年後には商品ができあがりました。
その商品を広く知ってもらうためのダンデリオンキュレーションサイトです。
今後も当協会は、たんぽぽの有益性について積極的に情報発信していきたいと思います。
皆さま、よろしくお願いいたします!
ダンデリオンキュレーションサイト
https://function5.biz/dandelion/

タンポポはキク科タンポポ亜科に属します、キク科植物はタンポポの仲間、と言うことでキク科植物を紹介します。
キク科植物は12の亜科に分類され、主なキク科植物は4つの亜科に属し、その比率は全体の99%以上になります。
キク科の4つの主な亜種は以下のようになります。
・ムティシア亜科、代表植物はガーベラ属やムティシア属。
・アザミ亜科、代表植物はアザミ属、チョウセンアザミ属。
・タンポポ亜科、代表植物はたんぽぽ属、ノゲシ属(レタス属)、チコリ属。
・キク亜科、代表植物はキク属、ノコギリソウ属、ヨモギ属、シュンギク属、シオン属、アキノキリンソウ属、キンセンカ属、コスモス属、ダリア属、ハハコグサ属、ヒマワリ属、ヒャクニチソウ属(ジニア)、オグルマ属。
何処かで聞いたことのある花や野菜類を思い浮かべませんか?
実にキク科植物は亜種が多く、その特徴として人間には重要な薬効成分が豊富ということです。
その他の亜種の主な植物も参考にあげておきます。
ヌマダイコン属、ブタクサ属、エゾノチチコグサ属、ゴボウ属、ウサギギク属、シオン(アスター属)、ヒナギク属、キンセンカ属、ベニバナ属、ヤグルマギク属、ヒメジョオン属、ツワブキ属、キクイモ属、ヨメナ属、シカギク属(カモミール)、フキ属、ステビア属など。
分類的には、マリーゴールドやヤーコン、ヒャクニチソウなどもキク科植物です。
調べれば調べるほどに、タンポポの遺伝子的な強さが解ります。
事実、キク科の植物は漢方薬の主原料になっている種類が多いのにも驚きました。
深く知れば知るほどに恐るべし薬効成分豊富な植物だったのです。
当たんぽぽ普及協会の経営母体である「株式会社ファンシーフーズ」では、食用タンポポ普及活動を通じて、「食と健康」について日々研究と実証を行っています。
その中で、特に力を入れて行きたい分野が、「肌」に関する疾患分野です。
中国の「医食同源」、韓国の「薬食同源」などに関しても、同時に研究する中で「肌は身体内の状態を見事に反映している」、という事項に大いに注目しています。
当時は、肌の色である程度の疾患予測を行っていましたが、現代では肌の色も然りで肌の状態が大きな要素となっています。
団塊ジュニア世代が成人になるころから急増したアトピーや尋常性湿疹、これはいったい何を物語っているのでしょうか?
この世代と他の世代とでは、何が根本的に異なっているのでしょうか?
そこには、大きな食文化の変化が起こっていたのです。
現在、これに関しては医学的見地も踏まえて慎重に研究しているところであり、まとまり次第成果として各種の方法で発表して行きたいと思います。
ここで話せることは一つだけです、それはこの世代が子供の頃は戦後の高度成長期からバブル経済期にあり、日本に「健康ブーム」が到来していたということです。
この時代の健康的と言われていた食文化、実は最近になって医学的にも栄養学的に間違っていたものが多く有ります。
ある部分では健康に良い物が、逆にある部分では「栄養失調」をもたらしていました、それによって人間本来の持つ免疫力がある種の栄養素を毒だと認識し、異常反応を起こしてしまうようになったのです。
これは花粉症のメカニズムと酷似しています、つまり「尋常性(異常ではない)」という名前が表しているように、病気ではなく免疫力の異常反応によって引き起こされている症状と言えるのです。
当協会と株式会社ファンシーフーズでは、アトピーやアレルギーなどの肌疾患に関してこう考えています。
それは、「臨時的な対処法ではなく、原因を究明し根本から治す方法を提唱していくべきだ」と。
今後、これらの研究を順次発表していきたいと思います。
タンポポの根は 漢方薬「蒲公英根」(ほこうえいこん)として、妊産婦の薬で母乳の出を良くし身体を温める薬として使われてきました。

この効能に着目し、女性ホルモンの減少が大きく関係する女性の薄毛や抜け毛において、それを育毛剤に応用しようとする研究がなされています。
そしてタンポポの美髪・育毛へのすごい効能は、女性ホルモンの働きのサポートだけにとどまりませんでした。
大手製薬会社では新しい育毛素材の発見として、10年も前からタンポポ根の育毛・発毛作用について研究がなされており、タンポポ根の含有成分に、「HGF産生促進作用」と「毛包・毛髪強化因子の発現促進作用」を確認しています。
HGFとは肝細胞増殖因子のことで、肝臓だけでなくいろいろ内蔵器官を再生させる効能があるとされており、現在注目度が高いタンパク質です。
このHGFは休止期の毛包を成長期へ導く因子として知られており、その産生を高めることは育毛・発毛作用に有用であると考えられています。
発毛促進因子や脱毛因子に着目した研究は進んでいますが、タンポポ根エキスのように毛包を構成するタンパク質に着目し、遺伝子解析の結果から髪の毛を太くし、内毛根鞘をも強くする「3つのタンパク質の同時産生」を促すメカニズムを解明したのは世界初なのだといいます。
このことは、 タンポポ根に含まれる成分が、髪の毛のハリ・コシを強くする育毛への応用として、未来への可能性を示唆しています。
これらが、商品化され市民権を得ることはそう遠くないと思います。
そのとき、 タンポポの薬効成分に注目して研究を重ね、世界で初めて基礎化粧品として商品化した「ダンデリオン」、単純な発想だけではないことを証明される瞬間となるでしょう。
わたしたちは、「ダンデリオン」を誇りと自信を持って開発し販売しています!