タンポポはキク科タンポポ亜科に属します、キク科植物はタンポポの仲間、と言うことでキク科植物を紹介します。
キク科植物は12の亜科に分類され、主なキク科植物は4つの亜科に属し、その比率は全体の99%以上になります。
キク科の4つの主な亜種は以下のようになります。
・ムティシア亜科、代表植物はガーベラ属やムティシア属。
・アザミ亜科、代表植物はアザミ属、チョウセンアザミ属。
・タンポポ亜科、代表植物はたんぽぽ属、ノゲシ属(レタス属)、チコリ属。
・キク亜科、代表植物はキク属、ノコギリソウ属、ヨモギ属、シュンギク属、シオン属、アキノキリンソウ属、キンセンカ属、コスモス属、ダリア属、ハハコグサ属、ヒマワリ属、ヒャクニチソウ属(ジニア)、オグルマ属。
何処かで聞いたことのある花や野菜類を思い浮かべませんか?
実にキク科植物は亜種が多く、その特徴として人間には重要な薬効成分が豊富ということです。
その他の亜種の主な植物も参考にあげておきます。
ヌマダイコン属、ブタクサ属、エゾノチチコグサ属、ゴボウ属、ウサギギク属、シオン(アスター属)、ヒナギク属、キンセンカ属、ベニバナ属、ヤグルマギク属、ヒメジョオン属、ツワブキ属、キクイモ属、ヨメナ属、シカギク属(カモミール)、フキ属、ステビア属など。
分類的には、マリーゴールドやヤーコン、ヒャクニチソウなどもキク科植物です。
調べれば調べるほどに、タンポポの遺伝子的な強さが解ります。
事実、キク科の植物は漢方薬の主原料になっている種類が多いのにも驚きました。
深く知れば知るほどに恐るべし薬効成分豊富な植物だったのです。
当たんぽぽ普及協会の経営母体である「株式会社ファンシーフーズ」では、食用タンポポ普及活動を通じて、「食と健康」について日々研究と実証を行っています。
その中で、特に力を入れて行きたい分野が、「肌」に関する疾患分野です。
中国の「医食同源」、韓国の「薬食同源」などに関しても、同時に研究する中で「肌は身体内の状態を見事に反映している」、という事項に大いに注目しています。
当時は、肌の色である程度の疾患予測を行っていましたが、現代では肌の色も然りで肌の状態が大きな要素となっています。
団塊ジュニア世代が成人になるころから急増したアトピーや尋常性湿疹、これはいったい何を物語っているのでしょうか?
この世代と他の世代とでは、何が根本的に異なっているのでしょうか?
そこには、大きな食文化の変化が起こっていたのです。
現在、これに関しては医学的見地も踏まえて慎重に研究しているところであり、まとまり次第成果として各種の方法で発表して行きたいと思います。
ここで話せることは一つだけです、それはこの世代が子供の頃は戦後の高度成長期からバブル経済期にあり、日本に「健康ブーム」が到来していたということです。
この時代の健康的と言われていた食文化、実は最近になって医学的にも栄養学的に間違っていたものが多く有ります。
ある部分では健康に良い物が、逆にある部分では「栄養失調」をもたらしていました、それによって人間本来の持つ免疫力がある種の栄養素を毒だと認識し、異常反応を起こしてしまうようになったのです。
これは花粉症のメカニズムと酷似しています、つまり「尋常性(異常ではない)」という名前が表しているように、病気ではなく免疫力の異常反応によって引き起こされている症状と言えるのです。
当協会と株式会社ファンシーフーズでは、アトピーやアレルギーなどの肌疾患に関してこう考えています。
それは、「臨時的な対処法ではなく、原因を究明し根本から治す方法を提唱していくべきだ」と。
今後、これらの研究を順次発表していきたいと思います。
タンポポの根は 漢方薬「蒲公英根」(ほこうえいこん)として、妊産婦の薬で母乳の出を良くし身体を温める薬として使われてきました。

この効能に着目し、女性ホルモンの減少が大きく関係する女性の薄毛や抜け毛において、それを育毛剤に応用しようとする研究がなされています。
そしてタンポポの美髪・育毛へのすごい効能は、女性ホルモンの働きのサポートだけにとどまりませんでした。
大手製薬会社では新しい育毛素材の発見として、10年も前からタンポポ根の育毛・発毛作用について研究がなされており、タンポポ根の含有成分に、「HGF産生促進作用」と「毛包・毛髪強化因子の発現促進作用」を確認しています。
HGFとは肝細胞増殖因子のことで、肝臓だけでなくいろいろ内蔵器官を再生させる効能があるとされており、現在注目度が高いタンパク質です。
このHGFは休止期の毛包を成長期へ導く因子として知られており、その産生を高めることは育毛・発毛作用に有用であると考えられています。
発毛促進因子や脱毛因子に着目した研究は進んでいますが、タンポポ根エキスのように毛包を構成するタンパク質に着目し、遺伝子解析の結果から髪の毛を太くし、内毛根鞘をも強くする「3つのタンパク質の同時産生」を促すメカニズムを解明したのは世界初なのだといいます。
このことは、 タンポポ根に含まれる成分が、髪の毛のハリ・コシを強くする育毛への応用として、未来への可能性を示唆しています。
これらが、商品化され市民権を得ることはそう遠くないと思います。
そのとき、 タンポポの薬効成分に注目して研究を重ね、世界で初めて基礎化粧品として商品化した「ダンデリオン」、単純な発想だけではないことを証明される瞬間となるでしょう。
わたしたちは、「ダンデリオン」を誇りと自信を持って開発し販売しています!
食を通して健康を考えるタンポポ普及協会と運営母体のファンシーフーズが今注目しているテーマが「菌類」、特に乳酸菌の健康への効能は今や知らない人はいないほどですね!
現在、多くの食品メーカーが乳酸菌を研究し新たな種を発見してはヨーグルトや飲料に応用しています。
更に近年には自然農法の土壌改良や放射能除去などにも利用されているのです。
そこでわたしたちは、タンポポ研究と菌類と植物の共存共栄を体感するため、乳酸菌液を培養してみることにしました!
乳酸菌液の培養方法についてはネットなどでも手軽に多くの情報が出てきますが、生物それぞれの特性を知りつくした協会会長は、ネットなどには一切出てこない独自の理論で培養しています!
こちらは培養を初めて初日の写真。

約一週間で見事成功!
こちらのスプレー容器に移し、タンポポの土壌と葉にたっぷりと振りかけます!

すると夜に撒いた乳酸菌のおかげで、翌日のタンポポがますます元気に!

生命が地球に芽生えた頃から地球上に存在していた乳酸菌。
生命発祥から原子菌類(古菌類)と共生することで進化を続けてきた動植物にとって、欠かせない存在なんですね。
タンポポもわたしたちも原子菌類無くして正常な健康を維持することは不可能でしょう!
韓国の人はどうして肌がきれいなのだろう?
その理由の一つに、常にキムチなどに含まれる乳酸菌と接しているからといいます。
乳酸菌はこびりついたタンパク質や脂質の汚れを落とす事も近年の研究で解っています、美容にも大いに活用できるのではないだろうか?
生命の共存共栄を学ぶ毎日、これからも楽しみます!
「タンポポは漢方薬」でも驚異の成分を含む事をお話ししましたが、今回は「タンポポの根」の部分の関して、よく知られているビタミンやミネラルなどは除いて特徴的な成分について更に詳しくまとめてみました。
改めて、その効能について詳しく調べてみると、「タンポポの根」が漢方薬として重宝されている理由が解ります。
・タラキサシン
ハーブ系苦味成分であり食欲増進、胃液や胆汁の分泌を促し消化機能を強化します、また肝臓強壮効果があります。
・トリテルペン
糖と結合するとサポニンとなります、消炎、解熱、鎮静、排膿などの効能があります。
・ステロ―ル(フィトステロール=植物性ステロール)
生物を構成する重要な成分で、細胞膜生成には欠かせません、皮膚疾患に特に効果が期待できます。
・イヌリン
炭水化物の一種です。
タンポポは、根に栄養源を貯蔵するための手段としてイヌリンを使用しています。
イヌリンは、腸に達するまで消化されずに腸内細菌によって分解され、腸内の有益細菌の繁殖に機能します。
効果としては、乳酸菌と同様ですが、乳酸菌は腸に達するまでにほとんどが消化されるのに対して、イヌリンは腸に確実に達して効果を発揮します。
・ペクチン
複合多糖類であり、消化酵素では分解されないので食物繊維として機能し、コレステロール低下やアレルギー緩和作用があります。
・コリン
神経伝達物質として重要な成分で、循環器系や脳には重要な物質です。
また細胞膜の構成と補修に不可欠な成分であり、健康と若さの維持には欠かせない極めて重要な成分の一つです。
・フェノール酸
フラボノイドと並ぶポリフェノールの一つです。
フラボノイドは色素ですが、それ以外をフェノール酸と呼んでいます。
フェノール酸の種類はリグナン、ジケトン、エラグ、クロロゲン酸、クマリンがあり、効能としては抗菌、エストロゲン様ホルモン作用、抗血液凝固などで、「血栓防止薬」として利用されています。
・アスパラギン酸
アミノ酸の一種で疲労回復や抵抗力強化などの効能があります。
栄養ドリンクにも含まれている成分としても知られています。
どうですか?
タンポポの成分は、まさに生薬そのものです、また皮膚につけても消炎効果が期待できます。