提携農家さんから3年目の西洋タンポポの根を送っていただきました。
年の暮れに、これらの根を乾燥させて標本作りをしました!
干す場所は、日当たりが良く風通しの良いオフィスのベランダにすることに。
タンポポの根酒を作ろうと考えていたのですが、
その大きさにびっくり!
見てください、これで一本の根なのです!
(送られてきた中で、3株ほどの特大級がありました)
複雑に根が絡み合って伸びています。
1つの種から株が出来あがり、
その株の脇から毎年のように芽が幾つも枝分かれした結果です。
畑でしっかり育てるとたんぽぽもこんなにも大きくなるのですね。
そのため、大きすぎてさすがにお酒用には使えず急遽標本作りに変更したのです。
なんだか思わず天空の城「ラピュタ」の木の根を思い出してしまいました(笑
木の根が飛行石をからみ取り、天へと昇っていくあのラストのシーン。
(画像:WEBより引用)
天候も晴天が続き、順調に干すこと2週間目!
だいぶ乾燥して小さくなってきました。
つづく
協会のベランダで実験栽培中の西洋タンポポが最も寒い時期を頑張って越冬中。
先日の降雪で雪をかぶりペチャンコに、それでも葉を地面を這わせるように広げて冷たい風を凌いでいます。
できるだけ自然に近い形を再現して観測するために、あえて枯れた葉はそのままにしています。
葉が折り重なるように密集していますが、さてどのように春に葉を広げ花を咲かせるのか、楽しみでなりません。
共存共栄のタンポポですから、折り重なる葉をよけて新葉や花茎を伸ばす作戦を持っているのでしょう。
それをじっくりと観察していきます。
もう少しでタンポポの季節です、各種事業も花を咲かせます!
農家さんから3年目の秋タンポポを送っていただきました。
3年目ともなると苦いかな?
早々に3年目の秋タンポポの試食をしてみます!
秋タンポポは苦いので、
薬膳料理を考案中でできた、
ビーツの出汁で炒め煮にします!
卵とビーツの出汁の甘みと
タンポポの薬効成分のほろ苦さが合わさり
美味しい!
タンポポ自体は加熱すると、
思いのほかほろ苦い程度で、
とくに女性が好みそうな味に仕上がりました!
食べるだけで健康になる。
そんな料理が出るレストランがあると嬉しい!
最近は、そんなこと考えながらの試食の毎日です。
こちらは、昨年食用たんぽぽで作った自家製味噌です。
この食用タンポポ味噌をそのまま様子を見ながら見守っていたのですが、先日いよいよ2年ぶりにみんなで試食をしてみました。
なんとこれほどの期間を経過してもまったく悪くならずに、さらに酵素分解されて美味しく変化していました!
見た目はこのような感じです。
作った時と色もだいぶ変化しています。
2年目を迎え進化した食用タンポポ味噌。
は、なんとも一言で表現できない複雑な味です、なにしろ人生で食べたことのない味なので!
上品な奈良漬のような漬物に、フルーツのような酸味甘みを感じるような・・??
最後に食用タンポポの苦みもしっかりきます。
なんとも言えない、深い味わいです!
とくにご飯と一緒に食べると驚異の美味しさです。
作った当初は、半年くらいはもつかなと考えていたのですが、こんなに期間を経ても熟成発酵をつづけているなんて、お味噌と食用タンポポの相性の凄さを知りました。
いつかご家庭の食卓に食用タンポポが身近な野菜のひとつとして並ぶ日が来ることを願って。
実験大成功です!
こちらは種を蒔いたばかりの1年目の秋タンポポの幼葉を使ったスープです。
2年目以降の食用タンポポは、茎の硬さが予想以上に硬く繊維質が気になり食用には適さないということが実験でわかりました。
しかし幼葉は、まったく別物!
2年目以降でも、ホウレンソウよりも柔らかく美味しく食べられます!
こちらは、食用タンポポの幼葉の栄養がすべて摂れるスープにしました。
ジャガイモやタマネギなどと一緒に煮て、コンソメスープで味付けしています。
生で食べてもルッコラのようにほろ苦くて美味しいです!