2026年1月25日 09:00
代表のオフィスの犬走の隙間から見慣れない華奢でちょっと奇妙な雑草が生えてきました。
春の道端や空き地でよく見かける雑草のひとつとなりすっかり馴染んでいる植物のようです。
草丈は10〜30cmほどで全体的にすらっと立ち上がった印象を与えます。
根は細い主根がありますがそれほど深くは張りません。
引き抜きやすいですが乾燥に強くアスファルトの隙間などでも力強く根を張ります。
茎は基部から分岐して直立し色は根元に近い部分が赤紫色を帯びることが多いです。
在来種のタネツケバナは茎に毛があることが多いのですがミチタネツケバナはほとんど毛がありません。
葉は小さな葉が並んだ形の羽状複葉(うじょうふくよう)で、地面に張り付くように広がる根元のロゼット葉が最大の特徴で花が咲いた後も枯れずに残ります。
花は直径3mm程度で小さく白く茎の先端に集まって咲き花弁は4枚、雄しべも通常4本です。
実は長さ2cmほどの細長い棒状の長角果(果実)が茎に対して直立してつき、熟すと果皮がくるっと巻き上がり中の種子を勢いよく弾き飛びます。
名前の由来について、
在来種のタネツケバナは苗代(なわしろ)に籾種(もみだね)を水に浸す「種漬け」の時期に花が咲くことから名付けられ、
ミチタネツケバナは在来種が田んぼや水辺などの湿地を好むのに対しこの種は乾いた道端やコンクリートの隙間に多く自生することから「道(ミチ)」の名がつきました。
-在来種のタネツケバナとミチタネツケバナの見分け方の3ポイント-
①場所:田んぼではなく乾いた道端に生えている。
②ロゼット:花が咲いても足元のロゼット葉が青々と残っている。
③実の向き:実が茎に沿ってピタッと上向き(並行)に付いている。
学名:Cardamine hirsuta
分類:アブラナ科タネツケバナ属
開花時期:2〜5月