2024年6月12日 08:00
私は酔って記憶を無くすなどで何かと失敗談は多いのですが、オーディオ道楽での失敗は本当にシャレになりません。
酔った時は静かに音楽を楽しむ程度にしておくべきで、決して機種を入れ替えるとか配線を変えるなどを行わない方が良いでしょう。
ただ、酒好きなオーディオマニアは案外多くて、酔うといじりたくなるので困ったものです。
アンプやスピーカーはミドルクラス以上になると20Kg以上はあるので、素面(シラフ)のときでもラックから出して配線を変えるのは至難の業です。
まるで鉄の塊のようなものをラックから引きづり出しては膝で抱えながら配線を変えるのですが、酔っているとバランス感覚がおかしくなっているのか、アンプを抱えたまま後ろに倒れてしまったりするのです。
そこで配線に繋がれた他の機種が引っ張られてラックから落ちたりすれば、打ちどころが悪いと大怪我をしてしまいます。
更には、引っ張られた機器のコネクタ部分を破損させたり、ケーブルのピンが折れたり、これまでに何度繰り返したことか。
アンプにはAUXという外部入力端子が沢山付いています、これはコネクタを破損させた際の予備なのだとこういう時に解るのですね。(AUX入力は、本来は汎用ライン入力用です)
私は、30代の頃に足の甲にCDプレーヤーを落として、しかも運悪く角が刺さり骨にヒビが入って約2週間も靴が履けないほどの怪我を負った事があります。
5~6Kg程度のCDプレーヤーだったから良かったものの、もしも80年代のビンテージアンプだったら20Kg以上です、ヒビでは当然済まされなかったかもしれません。
ついでに言うと、落としたCDプレーヤーはモーターの回転軸がずれたのか、それともヘッドがずれたのか、それ以来読み取りエラーで使い物にならなくなってしまいました。
また、音が気になって音の調整をするのですが、酔うと耳が遠くなるのかつい大音量にしてしまい大切なスピーカーを飛ばした(コイルを焼き切ってしまう)事もあります。
更に、CDプレーヤーのトレイにCDを半分入れたところでついトレイを押してしまい、半分入った状態でトレイが引っ込み、CDを噛んでトレイにヒビを入れたこともあります。
当然、そのCDにも傷が付いて音飛びを起こすようになります。
私の失敗の90%以上が酔った時です、酒を飲んだらオーディオ機器をいじらない、これに限ります。