サブウーハーの実力の程は?-1~ヤマハ YST-FSW050
2024年6月10日 08:00
聴き込むのではなく、音と遊ぶためのサブウーハーが在っても良い。
小型サイズのヤマハYST-FSW050(2018年発売、2.3万円)は、そんな使い方ができる戯れ大好きマニア向け万能サブウーハーなのです。
ヤマハ YST-FSW050
オーディオ道楽復活直後、発売されたばかりのヤマハYST-FSW050を見つけるや否や「待ってました!」とばかりに2本購入しました。
その理由は、ホームシアターのフロントに以前から考えていた、中型ブックシェルフの低域補正をして「疑似マルチアンプ方式」を実験してみたかったからなのです。
サイズも小型で横置き縦置きができ、工夫次第ではいろいろな実験ができると考えての事です。
こういったサブウーハーを以前から欲しかったのですが、なかなか手頃なサイズでフロント放出型は意外と無いのです。
ストレートに重低音域を前面に押し出すタイプなので、ホームシアターでの使用もいいのですが、どちらかというと小型ブックシェルフの重低音域の補正に使った方がしっくりくる音質です。
JBLのモニタースピーカーと合わせて疑似マルチアンプ方式を実験中
まずは、疑似マルチアンプ方式では、AVアンプのフロントプリアウトに直結し、5.3Chサラウンドの実験をしました。
これは、メインサブウーハーと合わせたトリプルサブウーハーでの相乗効果での重低音の爆音が本当にもの凄かったです。
部屋中のあらゆるところが重低音共鳴を起こしてビリビリという振動音を発し、正直ヤバイと音量を下げたほどです。
こんな経験は初めてです、部屋中の物が振動するなんて・・・
大きな部屋が用意できれば、この5.3Ch方式は絶大な効果を発揮すると思います。
それから、PCオーディオの低音補正もビックリするほどの効果が出ました。
縦に使ってPCオーディオに合わせる
小型スピーカーとの結合テストでは、中高音域だけのようなスピーカーがメインで使える大型スピーカーの音に変身しました。
テレビの低音補正ではアナウンサーの声などに微妙な遅延による天然エコーがかかり、思わぬ疑似サラウンド効果が出ることも解りました。
何事も経験ありきです、まずはいろいろ実体験することです。
そういった意味では、このサブウーハーはどんな使い方でも最高に愉しませてくれます!