エントリークラスの小型ブックシェルフの実力の程は?-2~ヤマハ NS-BP182
2024年2月13日 08:00
イマイマのオーディオ製品の音質確認するためにエントリークラスの小型ブックシェルフスピーカーを数種を入念にスペックと価格を調べて購入し音質を確認しました。
今回は、ヤマハのNS-BP182(2013年発売、定価1.8万円)を視聴しました。
尚、2013年発売ですが長期間製造されていたようで、2018年末でも新品を購入できました。
ヤマハ NS-BP182
ヤマハNS-BP182はエントリークラスながら、ピアノ塗装を施した高級感溢れる外観で、音はソフトですが低域から高域まで信じられないほど綺麗に伸びています。
特にポップスのボーカルは凄く聴きやすい音色でリラックスして長時間聴いていても疲れません、音を絞っても音質に大きな変化がないのでワーキングBGMという使い方が最適です。
注意すべきは、バックサイドにバスレフダクトが付いているので設置方法に注意を要します。
後ろの壁から5Cm程度隙間を空けると低音域が豊かに響きます、離しすぎると低音域が弱くなります。
また、できるだけスピーカー回りには空間を設けたほうが鳴りは良いです。
トータルでの音質はマイルド系の刺激が無い音色で、ジャズやロックファンには物足りないと感じるかもしれませんがアンプを元気な音のアンプに変えると豹変します。
小型でこの価格ながらかなりの実力を持っています、小型ブックシェルフではハイコストパフォーマンスな1台でしょう。
ニアリスニングで静かに聴くようなシステムには最適な1台だと思います。
最後に一言、1週間ほど鳴らし込んでいると急に音が出るように変わってきました、エージングが必要なスピーカーだと思えば買ってすぐの鳴りの悪さにガッカリすることもないでしょう。