エントリークラスの小型ブックシェルフの実力の程は?-1~デノン SC-M41CWEM
2024年2月 8日 08:00
イマイマのオーディオ製品の音質確認するためにエントリークラスの小型ブックシェルフスピーカーを数種を入念にスペックと価格を調べて購入し音質を確認しました。
今回は、デノンSC-M41CWEM(2017年発売、ペアで2.1万円)を視聴します。
このスピーカーは、同社のCDレシーバーRCD-M41SP(2017年発売、4.3万円)向けに作られたスピーカーで、小型ながらも低音域から高音域までしっかり鳴らし込むバランス重視のスピーカーです。
音圧が低いのですが、10W以上のアンプであれば何らの不足感も無くガンガン鳴らし込めるでしょう。
デノンSC-M41CWEM
音質はナチュラルそのもので癖がありません、ジャズもクラシックもOK、そして長時間聴いていても疲れないハイコストパフォーマンスなスピーカーです。
逆に言えば癖の無さが物足りないと思う人もいるでしょう、私も一癖有るような鳴りっぷりの良いスピーカーが好きです。
ただ、こういった癖の強いスピーカーは聴き込むには気持ち良いのですが、気楽に聞き流せませんのでリラックスはできないでしょう。
ワーキングBGMとして小音量で音楽を長時間愉しみたい人には、こういったナチュラル系で癖の無い音色のスピーカーが最適です。
小音量で聴くには流石に低音域が弱いので、ラウドネスで調整するかサブウーハーを繋ぐと迫力あるサウンドに変わるのでジャズやクラシックを小音量でも愉しめます。
サイズはかなり小型なのですが、PCデスクトップではちょっと大きいなと感じてしまいます、やはり寝室などでのベッド脇に置くサブシステム用途が好ましいのかもしれません。
尚、本来の相手であるRCD-M41SPとの相性は抜群で、特にFMをワーキングBGMとして流し聴きするには最適であり、強く主張しない音色は本当に長時間聴いていてもまったく疲れません。
オーディオ道楽を長くやっていると、最初の頃求めていた個性的な音色からこういう音色も在りだと思うようになるのです。