2025年2月28日 08:00
大小の筒形ボトルに入れた標本型コケテラリウムが現在多数売られています、小さなものでは試験管に大きなものでも直径12Cmほどのロングシャーレ型のガラス容器で造られます。
価格はコケの種類によって異なりますが、一番安い直径2Cmほどの試験管型で1~2,000円ほど、ロングシャーレ型では3~5,000円ほどです。
私は生態観察記録を目的に新たにコケを入手する度に標本型コケテラリウムを造っています、今回はそういった標本型コケテラリウムのカモジゴケ版です。
カモジゴケは日本髪を結うときに使用する添え髪であるカモジに形が似ていることから名づけられたコケで葉の向きがランダムで葉先がカールしています、アラハシラガゴケの葉を長くしてカールさせたような葉形で大きく育つとフサフサと茂りなかなか見ごたえのあるコケです。
テラリウムでは芝生などに模されてテラリウム向きというよりもコケジオラマ的に使うと良いかもしれません、メインになるコケではなくメインになるコケやシダなどを目立たさせる脇役的なコケです。
カモジゴケを使った標本型コケテラリウム
葉先がカールしているので牧場や草原を模すのに向いている
カモジゴケ(拡大)
拡大するとシッポゴケに似ているが葉長が短く先端が内側にカールしている
☆創作ノート
・コケ カモジゴケ
・ソイル コケ専用ソイル(華みやび)、アクアリウム用洗浄済小石(GEX)
・ケース ロングシャーレ(9Cm長)