2024年12月 6日 08:00
大小の筒形ボトルに入れた標本型コケテラリウムが現在多数売られています、小さなものでは試験管に大きなものでも直径12Cmほどのロングシャーレ型のガラス容器で造られます。
価格はコケの種類によって異なりますが、一番安い直径2Cmほどの試験管型で1~2,000円ほど、ロングシャーレ型では3~5,000円ほどです。
私は生態観察記録を目的に新たにコケを入手する度に標本型コケテラリウムを造っています、今回はそういった標本型コケテラリウムのスギゴケ版です。
市場に出回っているスギゴケは厳密にはコスギゴケとホウライスギゴケの2種があり市場では区別せずにスギゴケとして扱われています、本品はコスギゴケとして売られていましたが飼育していたら大きく育ちホウライスギゴケではないかと疑っています、まあどちらも大きさくらいで左程の見た目の違いはありません。
スギゴケは成長段階によってはタマゴケやアラハシラガゴケと区別がつかない容姿の時期がありますが、すっかり成長すればスギゴケ本来の深緑色のがっしりした男気のある容姿となります、テラリウムでは3Cmほどに大きく育ったものを使うと1本でも針葉樹を模したように使えるので割と重宝するコケでありコケテラリウムの中でも存在感を示します。
スギゴケを使った標本型コケテラリウム
成長したスギゴケは深緑色の小さな草本類のようで存在感を示します
スギゴケ(拡大)
いきなり胞子柄を伸ばしてくることがあります
胞子がばらまかれる前に胞子嚢をカットしました
☆創作ノート
・コケ スギゴケ
・ソイル コケ専用ソイル(華みやび)、アクアリウム用洗浄済小石(GEX)
・ケース ロングシャーレ(9Cm長)