2024年11月 8日 08:00
某所に今春購入した庭と畑付き物件の奥行4m・長さ20mという細長い日本庭園風の庭には綺麗に剪定された樹木類と共に日陰になる場所に山野草やシダ類が多数植えられていました、その中に多数のシダ類のトキワシノブが確認できます。
ちなみにこの庭ですが購入直後から大幅なリノベーション工事が始まり未だに終了していません、外装もまだなので足場が邪魔して雑草を抜くのが精一杯のメンテナンスでなかなか大幅整備ができないので現在荒れ放題になっています。
細長い日本庭園風の庭の一部①
細長い日本庭園風の庭の一部②
どこまでも切れ目無く続く細長い日本庭園です
さてトキワシノブの原種は冬になると葉を落とすシダ類のシノブですが、年中常緑を保つ園芸シダに改良され昔から園芸ショップや盆栽ショップで鉢植えは勿論のことコケ玉シノブや吊るしシノブなどに加工され大量に売られています。
それなりの価値のあるトキワシノブですが、これだけの各種のスタイルで庭に生えていると雑草に見えてくるので不思議です、でも夏には涼しげな容姿になるので元オーナーが大量に植えたい気持ちも理解できます。
大きな庭石の脇に大量に植えられたトキワシノブ
おそらく庭全体で鉢に植え直せば園芸店で売られている中鉢で100鉢は軽く超えるのではないかというくらいの迫力の量です
直径50Cmくらいの超大鉢に植えられたトキワシノブも放置されている
鉢ごとどかんと地置きされており鉢の外にも根を下ろし他の植物を侵食しています
大鉢植えのヤシ類の幹にもびっしりと張り付いたトキワシノブ
これが本来の自然界で見られるシノブの自然な姿です
その意味では価値ある園芸素材なのですがヤシ植物が枯れかけているのと大きくなりすぎて傾いており他の植物に害を与える可能性があるので実にもったいないのですが早々に廃棄しました