2024年9月 5日 07:00
一念発起で起業する人は今の時代には珍しくありません、しかしせっかく時間もお金も使って大いなる志を持って起業しても数年で廃業していく人もまた後を絶たないのも事実です、何故こんなにも現代の起業は上手くいかないのでしょうか、そこには当初の描いていた理想の世界と現実との埋めようもない大きなギャップがあるように思います。
それに気がついた人は立て直しの余地も充分にあるのですが、ほとんどが失意の中で廃業していくのも現実です、ここ数年で起業する人の多くは時代を反映してホームページやポータルサイトを立てます、そしてSNSを使ってアナウンスします、ここで多くの起業家はこの行為自体で「上手くいく」と勘違いしてしまいます、ここに大きな落とし穴があるのです。
ホームページやポータルサイトを立てたところで誰も見に来てはくれません、つまり見に来てくれる手法を駆使して効果的な告知をしなければ意味が無いのです、これはネットの世界はリアルの世界と全く変わらないことを意味しています、リアルな店舗を作り看板を上げても何もせずに座っているだけでお客さんが来てくれるでしょうか?
ネットでも同じことなのです、ホームページを立てることは名刺やパンフレットを作成したのと何も変わらないのです、リアルでのビジネスが上手くいく人はネットでも上手くいきます、そもそもビジネスとは誰を相手にしているのかを考えてみると解ります、ビジネスの相手はどの業種でも人間です。
そこには人間関係を上手く構築できなければならないのです、むしろ不特定多数を相手にするネットの方がはるかに難しいと言えます、リアルで上手く人間関係を構築できない人が更に不特定多数を相手にした複雑で面倒なネット上で上手くいくわけがないのです、Webを使った集客は確かに知り合うきっかけにはなりますが、その後はリアルでの関係構築が全てを決めます、これに気付きだした人は地に足を着けたリアルでの口コミ集客を重視するようになるのです。
そろそろWeb集客の限界を知るべき時代が来たのではないでしょうか、ズバリこれからの時代はみんながやっているWebマーケティング手法は通用しません、不特定多数の面倒な人間関係、会ったこともないが故のトラブル続出、そのストレスや無意味な時間とお金、これらがリアルでのビジネスの足を引っ張っていることに早期に気付くべきなのです。