2024年9月 6日 07:00
企業や団体という人の集合体には有り得ないような各種の不可解な現象が存在しています、ここで業務がスムーズで目標もどんどん達成できているチームがあるとしましょう、ところが他のチームでは利益や業績がどんどん悪化し下降しているという事実が同時に起こることがあります。
多店舗展開している居酒屋やドラッグストアなどのチェーン店では立地条件と業績とは無関係に店舗単位でこういう事が多々起きるものです、これが「部分最良の全体最悪」という現象で特別珍しい事ではありません。
一つのチームだけを見ると上手くいっているが他のチームとの連携が上手くいかず組織全体で見れば足を引っ張りあっている状態なのです、人とは自分が関る極近い周囲しか見えないものです、組織全体を見て判断できる人は組織運営には不可欠でありその立場に成りえるのは経営者しかいません、経営者の視野が狭いなら組織全体の善し悪しを的確に判断することはできません。
良好なる組織運営には経営者の視野の広い思考が不可欠です、経営者の優劣で組織全体の強さが決まってしまうほどです、組織運営は規模が小さい時には経営者の視野が狭くても問題ないのですが大きくなるにつれチームの連携が極めて重要なポイントになってきます。
そこでチームリーダーに登用するのは組織全体の利益を考えられる人に限ります、自分の利益優先で思考する人は全体最悪という結果を齎すようになります、経営者と同じ方向を見ることができ視野が広く器の大きな人材をどれ程チームリーダーとして抱えることができるか、それが組織運営の根幹事項なのです。