2024年7月16日 07:00
経営者とは何でしょう、ときどき経営者としての人生を省みては平坦でも安全な会社員人生と比べて苦労やリスクの重さに押しつぶされそうになるときがあります、経営歴が人生の半数以上経った今でも毎日のようにあります。
この期に及んではこの葛藤から逃れることはできないのだろうと潔く受け入れています、それで落胆することも一切ありません、会社員では味わえない大きな喜びもまた何とも言えない最高の人生のスパイスであるからです。
給金感覚・休日感覚・曜日感覚は全て会社員の特権であり組織に属するが故の習性でもあると思います、経営者はある意味では24時間365日がビジネスと言っても過言ではありません、逆に24時間365日がプライベートでもあるのです、何をするにも自身の責任と立場において自由に何事も決定することができるからです。
家族に関しても時にはビジネスや社員を優先せざるを得ないこともあります、その意味で人生そのものが会社員時代のそれとは次元と思考が異なるのです、起業しても尚会社員と同じ感覚の人もいます、主婦起業家でよく見かけますが生活の経済ベースだけは旦那に頼りそのうえで「自身のやりたい事を自由にやるんだ」という人がいます。
これは経営者の感覚ではありません、世間的には法人化したフリーターがよいところでしょう、経営者とはまずは経済的にも精神的にも自立できて初めて経営者と呼べるのです、マインドはフリーターで実現しようとしている事は経営者、こんな上手い話は有り得ません、経営者として成功することはないと断言できます。
生活が守られ時間も気持ちも自由でいたい、それであれば経営者など辞めて名実ともに潔く主婦人生を歩めば良いと思います、個人の収益があるなら個人事業主登録で納税すれば良いのです。
会社員には会社員なりの立場によるノルマや責任が有ります、それとは比べ物にならないほど経営者には使命とリスクが付きまといます、だからこその相応しい大きな喜びや成功も在るのです。
ノンリスク・ノンストレス、それに見合った人生は結果もそれ相応にささやかな戯れ事はあるとしても大きな成功という喜びは無いのです、経営者人生とは苦しくも厳しくもあるのですが極めて楽しいものです、私には何度自問自答しても答えは同じです、だから経営者を続けられるのです。