2024年5月15日 01:00
現在の日本における法的に登記している企業数は約450万社です、このうちペーパーカンパニーやトンネル会社を除く事業を継続して営むアクティブな会社は400万社と言われています、就労人口6500万人と対比させると単純計算上16人に1人は経営者という数に上ります、複数の企業の代表を務める人も少なくないのでもう少し比率は減ると思いますがいずれにしても日本は小規模企業が98%にも上り小規模企業によって経済が支えられていると言われる所以です。
起業して3年以上正常に継続できる企業数は40%、さらに10年以上ともなると24%と激減してしまいます、この10年間に設立当初の事業のまま継続しているのはそのうち約12%、つまり起業数からみると10年以上正常に経営でき事業内容も変化なしに継続できる企業は約3%という数になってしまうのです。
2008年の会社法改正以来起業する人が急増しました、しかし起業後すぐに資金は底をつき取り合えずの生活を優先して自分の興した本業は他所にアルバイトなどに移行する人が後を絶ちません、夢の実現とか理想郷の実現とは極めて簡単な事ではないということです、それでも私は自分の生活だけは自分の力で維持して自身の可能性にチャレンジし続け果敢に夢の実現に向けて頑張る人が大好きです。
このような本物の経営者マインドを持つ人には損得無しに積極的に支援したいと思います、対して自分の生活費すら稼ごうともせずに誰かが助けてくれるのを待っているような経営者はどうも好きにはなれません、個人事業主であろうが会社経営者であろうが関係ありません、重要なのは他者を頼らずに自分の努力で生きて行こうという姿勢です、そんな人は周囲からも暖かく支援されているのも事実です。
誰でもそうです、他者を頼るだけで自身で何も努力しない人を助けようとは思いません、生活や家族が優先と言うなら当面の間会社は休眠状態にしてまずは生活基盤を早期に築くべきです、何事も中途半端では成るものも成らないのです。