2024年1月31日 01:00
今後は景気のトレンドを捉えつつ経済の流れを正確に読み解くことがますます重要になってきます、自動車など一部の製造業は好調で賃上げ交渉も強気の姿勢を見せています、しかし景気回復とばかりに浮かれるのではなくこういう状況で気を付けていただきたいことがあります。
経済とは常に細かく変化しています、 全体の流れが上昇傾向だからといって自分のいる業界が上昇傾向になるとは限りません、また世の中に出回っている「お金」の量は有限であり総量は決まっています、経済とはその一定量のお金を右へ左へと動かすことで成り立っており近年このお金の総量そのものを増やすことでインフレを誘発しデフレ脱却の呼び水にしようとしました。
確かにお金の総量が増えることで循環するお金の量が増え流れが良くなります、しかし逆に考えれば「金余り」の状態にもなります、「金余り」が起こると余ったお金の行く先を巡って1部の業界で「プチバブル」が起こる可能性も否めません、この「プチバブル」ですが価格上昇を引き起こすなどのマイナス要因になるかもしれません、しかし短期的な流れで見ればお金が集まり活発に動くという極めて好ましい状態でもあるのです。
そして賢く儲けようと考えるのなら、この「プチバブル」が起きている業界そのものではなく周辺の水面下で上手く稼ぐことが重要になってきます、この逸話として有名なのがアメリカの「ゴールドラッシュ」です、いまだにアメリカンドリームの代名詞のように謳われています。
この「ゴールドラッシュ」ですが実は金を掘り当てて裕福になった人は皆無です、「 ゴールドラッシュ」で莫大な富を得たのはなんと土を掘るのに必要なスコップとバケツを製造販売していた会社と丈夫な作業服としてのジーンズを製造販売していた会社でした。
つまり「プチバブル」が起こっている業界を見つけたら、その「周辺」の事業に携わることが賢い稼ぐ方法なのです、儲けたいと考えるなら皆がやっている事を静観し主流とは少し離れた所で目立たずに水面下で賢く稼ぐビジネスを行うことです。