2024年1月18日 01:00
起業家の多くは前向きな人だと思います、未来に希望を持って自身で事を成そうとしているのですから当たり前だと思います、ただその前向きさが力の入れどころを間違えて前のめりになっている人も時々見かけます。
起業家にありがちな勘違いは「このビジネスは必ず上手くいく!」と思い込んで行動してしまうことです、そしてその陰に潜むリスクや社会的な責任を見落とすようになってしまいます。
どんなビジネスにも斬新なアイデアや過去の栄誉は必要ありません、斬新な技術や新しい思想を埋め込んだビジネスは世に溢れていますが上手くいくかは別の話です。
ビジネスは顧客や支持する人達への誠意やビジネスセンス、加えて経営テクニックやパートナーを含めた信頼・信用が最も重要です、最終的には企業として当たり前なサービスを如何に安定的に継続させられるかがすべてです。
「上手くいく!」と思って始めたのに「こんなはずではなかった」と心が折れてしまうようでは経営者失格です、そんな予定外のことなどは「想定の範囲」と流せないようでは先が思いやられます。
起業当初はトラブルの連続は当たり前で経営者として成長していく為の試練です、その過程においてビジネスセンスや経営テクニックが磨かれていくのです。
「上手くいく!」と考えるとちょっとした躓きも感情に流されてしまいます、起業家にとって重要な姿勢は「上手くいく!」と思い込みによる前向きさではなく「絶対上手くやってやる!」という信念で上手くやる為のテクニックをしっかりと身につけることです。