2024年1月19日 01:00
経済シンクタンクがよく話題にする「企業において大きな出来事はリズミカルに訪れる」ということの根拠を探る目的で自身のビジネス年表を作成したことがあります、その結果驚いたことに私のビジネスサイクルは約12年単位であり「子年」に大きな変化が起き「寅年」に拡大成長していました。
会社設立が1984年の「子年」でフリーSEでの全盛期に即戦力5名と共に何人もの中途採用や新卒社員を雇い入れての船出でした、順調に滑り出したのですが1年後に分社し設立当初の即戦力メンバーは全員いなくなってしまいました。
そこからが面白いのです、経験の浅い社員十数名を徹底的に教育し見事1年で収益を回復させ急成長を遂げました、これが1986年の「寅年」です、大規模受注も決まり世はバブル経済の真っただ中で当社は設立来最高益をここから6年連続で達成するのです。
次の「子年」の時には大規模オフィスビルに引っ越し、そして「寅年」ではまさにこの世の春を謳歌し特許収益も加わり売り上げがピークに達しました、そして念願の自社ブランドで日本初の小型ネットワークカメラや高圧縮動画録画機などのプロダクツ事業を開始しました。
その後は待望の新事業でのビジネスモデル特許を取得し上場企業の傘下に入ったとはいえ特許事業で市場を独占し事業規模数百億円のビジネスを作り上げたのが2008年の「子年」でした、このように設立からの年表を作成してみると面白いように「子年」から次のステージが始まって「寅年」から数年間拡大成長していることが解ったのです。
どの人にも企業にも必ず一定のリズムが存在しています、まずは自身のリズムを探ってみるのも意味があると思います、そして先の「子年」の2020年には新事業で大手企業との契約や自社商品の展開など新たなる局面が開かれ「寅年」の年末に大規模増資を行いました、いったいこれからの数年間はどんな世界が広がっていくのでしょうか?