2023年10月25日 01:00
景気動向は別にして経営環境のこれからはどんな時代になるのでしょうか、この10年間のトレンドや政府の動きなどを読むと現在そして数年先までのトレンドが見えてきます。
大きな流れとしては1円起業時代がもたらした起業ブームは間違いなく収束に向かっていきます、これまでは政府の起業支援策や女性就業支援策での後押しに加えて「女性の自立化現象」があらゆるシーンで顕著に表れていました。
就業人口の増加は政府の長年の課題でもあり今後も支援策は継続される可能性は残るものの大きな動きはないと思います、ただ「個の時代」も並行してトレンドになっていることから社員ゼロもしくは数名の個人事業主的企業が日本に溢れかえることになります、そして起業ブームは今後一気に終焉に向かっていくでしょう、時代の流れとはそういうものなのです。
この結果として見えてくる現象は「二極分化」というキーワードです、つまり日本は大企業と個人企業という極端な組織に集約され中間の企業はどちらかに淘汰されることになります、それを裏付けるようにこの10年間の倒産企業のほとんどが10名から100名以下の所謂中小企業です、更にこの数年は10名以下という小企業の企業倒産が顕著となってきています。
総合すると、ここしばらくの間のビジネストレンドのキーワードは「女性の時代」、「個の時代」、そして「二極分化の時代」ということになります、これをどう感じてどう自身のビジネスに活かしていけるか、そこが大きく成功する者と成功しない者を分けることになります、これがまた「二極分化の時代」ということでもあります。
ただ成功者は更にその先を読んでの行動を今から起こします、起業ブームが去り女性や個の時代が去った後にいったいどんな時代がくるのでしょうか、その種は既にこの世に生まれています、ただそれに誰も気付いていないだけなのです、そして既に感じ取って動き出している人は確かにこの世に存在しています。