2023年10月24日 01:00
実績とは大辞林によれば「実際にやり遂げた成果・業績」ということになりますが良い事ばかりを指しているわけではありません、例えば銀行でいう信用実績とは返済予定を遅延したことが有るか否かなども指します。
ビジネスやプライベートに関らず、約束を守らない、支払わない、協議しようとしないなども実績です、また自ら起こした行動によって他者がその処置の為にかかった労力や費用も当然のこと法的には実績として問われます。
メールや手紙での文章のやり取りにおいて虚偽の表示、権利の無い要求や回答を求める行為等も同様で金員を要求すれば詐欺としての疑いが持たれます、特に感情的になって相手の名誉を傷つける発言は見過ごせない事実として重大です。
またサービスを受けたり業務を依頼したにも関わらず支払いをせず、更にはこれが意図的に支払う気が無かった場合も犯罪を疑われます。
事が起これば上記の事項は債務不履行、業務妨害による損害賠償、強要、名誉棄損、詐欺等として罪を問われることになります。
結論を言いますと特に経営者や人を指導する立場の人間は自分の行動にはそれ相応の責任が圧し掛かっているということです、少なくても感情的になって言わなくてもよいことを文章として残すことは事が起これば全てが実録として証拠となってしまいます。
最近では固定電話だけでなく携帯電話も通話記録できるアプリが有ることをご存じでしょうか、つまりは文章で残るからと電話でやり取りする人も見かけますが、電話であっても通話が記録されていると考えた方がいいでしょう。
最近のスマートフォンはほとんどにボイスレコーダーが付いています、この時代はどんな時も如何なる場合も自身が発した言動は必ず記録されるということを念頭におき常に冷静に対応することが肝要です、経営者なら社員や家族を守る為にも冷静なる対応を心がけてほしいと思います。