果樹園に植える果樹を全国の果樹農家のサイトで選定しているときに懐かしい果樹を見つけました、それがこのマルベリーです、マルベリーと命名されていますが桑を改良して実付きを良くした園芸品種です。
小学生の頃近所の家が養蚕を営んでおり大きな桑畑がありました、そこの桑の木に実が付くと近所の子供たちは大挙して桑の実を採ってはおやつにしていました、養蚕に実は不要ですから子供に実を採ってもらうのです、こうすると栄養は葉に行くので大きな葉が採れるのです、世の中上手くできているのです。
赤い実はかなりすっぱくて黒く完熟すると甘くなりまるでクランベリーのような味になります、そんなところからこの実がたくさんつく改良品種の桑の木をマルベリーと呼んでいます、このマルベリーの挿し木ものではなく果樹園に植えるので充分に成長した木を地上50Cmでカットしてもらったのを2株購入し根張りを行うためにベランダで取り急ぎの鉢で養生しています。
養生途中でカット株の鉢植えにもかかわらず新しい枝を伸ばして結実し毎日収穫しています、おそらく1ヶ月間ほど楽しめるでしょう、その味は子供の頃に感じていた味よりも甘酸っぱく濃い味です、この実は生食は勿論のことリキュールにしたりジャムにしたり色々楽しめる万能の果物なのです、ということで果樹園に植えるのは実をすべて収穫ししっかりと葉をつける秋になりそうです。
幹から枝を伸ばしてたくさんの実をつけたマルベリーの株苗
完熟待ちの赤い実がたくさんついてます

マルベリーの完熟した実
赤い実を採って追い熟させたものより木成りで完熟したものの方が圧倒的に美味いです

ちなみにマルベリーの実は七色に変化します、緑・白・黄色・オレンジ・赤・紫・黒という変化を楽しめます、私ならレインボーベリーと命名するのにと思います、注意点ですがこの液汁を服に付けると大変です、洗っても落ちません。
今年の5月は例年になく異常気象が続いています、何が異常かというと5月に入り晴れの日が少なくほとんど曇りか雨です、これは相当植物にとって致命的なダメージを齎します。
一つは日照不足と水分過多によって植物が徒長することです、徒長とはモヤシ状態になることで茎や葉がぐにゃぐにゃで茎が間延びします、したがってちょっとした風でも倒れてしまいます、またこの状態で晴れの日に紫外線を受けると葉焼けを起こして枯れてしまいます。
もう一つが気温が上がってきているので長雨によって高温多湿状態が続き根が呼吸できずに窒息し根腐れを起こしてしまうのです、この原因は根が弱っているところに土壌の菌類が多湿によって繁殖し根まで分解してしまうからです、また土壌の表面にカビなども繁殖し茎や葉を枯らしてしまいます。
更に茎や根が弱っている状態で今度は夏の高温にさらされたらどうなるかは考えるまでもなくほとんど枯れてしまうでしょう、また夏前に梅雨に入り異常気象の5月を乗り切った植物も致命的なダメージを受けることになります。
曇りや雨の日が続き徒長してしまった種を撒いて1週間後の二十日ダイコン

私の農地菜園やベランダ菜園の野菜の多くも既にヤバイ症状が出始めています、農地菜園ではカボチャが全然育たなく葉は虫に食い荒らされています、葉に元気がない証拠です、またベランダ菜園の野菜類は芽を出すも徒長して本葉が出る前に横になってしまっているものが少なくありません、ということで今年の夏はまたぞろ野菜が高騰するのではないかというシグナルが灯っています。
農地栽培において自然農を取り入れた放置栽培を実践するにあたり自作の木枠でレイズドベッドを造り、そこに各種の野菜を植えて実験を開始しています。
第一弾はジャガイモです、3月下旬に一つのレイズドベッドに14個の種イモを植えました、そしてその約3週間後に芽を出し始め、更に2つ目のレイズドベッドにも同じように16個の種イモを植えました、時期をずらせてこの地での最適な植え込み時期を計ろうということです。
レイズドベッドにジャガイモの種イモを植えて3週間後にはしっかり芽をだしています
この時点でレイズドベッドは3つ設置しています

植え付けた後の4月上旬に最低気温が0度という日がありましたが心配をよそに順調に育っています

水耕栽培を手軽に始められる水耕栽培キットでサンチュを放置栽培しました、この水耕栽培キットは植物育成用LEDライトと根腐れ防止の水中ポンプが付いておりボタンで全て設定できますので操作は簡単です、ただし詳しい育成用の説明書は付いてないのでカット&トライで工夫しなくてはいけません。
葉物野菜は割と簡単に育つのでコツさえ覚えれば新鮮野菜を収穫することができます、コツは植物育成用LEDライトの照射時間です、私はほぼつけっぱなしで育てていますがまったく問題ありません。
液肥は規定よりも薄い方がよく育ちます、濃くした場合は葉が硬くなる傾向がありますのでいろいろ試してみると楽しいと思います。
手軽に水耕差異が始められる水耕栽培キット

サンチュはかなり相性が良く簡単に育ちます

スポンジと液肥があれば誰でも簡単にルッコラの水耕栽培ができます、とはいえ重要なのが光ですから明るい窓辺に置くか植物育成用のLEDライトを使うのが失敗しない方法です。
育成温度は20度以上あれば発芽して元気に育ちます、逆に35度を超えると途端に成長を止めてしまいますので春と秋が季節的には適期です。
とにかく手間いらずで一度成長すると次々に葉を出してきますので10株もあれば週一で収穫できます、ルッコラは元々は雑草ですから非常に生命力が強くほぼ失敗は無いでしょう。
10株程度なら100均で購入した豆苗育成用のポットで充分です
場所も取らずに清潔に育てられます

3Cm角にカットしたスポンジにカッターで切れ込みを入れてその切れ込みに種を3粒程入れ水に浸せば根と芽を出します、成長が良い苗を選んで他は摘んでしまいます、その後明るいところに置くかLEDライトを照射するだけで成長していきます。