2023年8月 7日 08:00
1対1で面と向かって話をするとき、そこには面白いように「人となり」が浮かび上がってきます。
重要な話しをしているときに目を合わせないのは論外です、またすぐ目をそらすのは何処かに後ろめたい気持ちがあるからです、「目は口ほどにものを言う」とは長年の経験でいえばこれは本当です。
何度も会っている仲なのに、テーブルに手を置き頭を下げるように話をするのは「どうにかしてほしい」という強烈なサインです。
自分自身では何も努力せずに他者を頼ってばかり、そんな状況が長いと気持ち的に顔を上げて堂々と話ができなくなるのです。
他者には言えない深刻な問題があり、尚且つ自身の口から素直に話ができないのであればこちらから状況を聞きただす必要もありません。
ただ、こちらはそういう人は注意深く様子見するようになります、また重要な案件を依頼することも控えるようになります。
こういう状況の人は何時逃げ出すか解らないからです、これも経験則から確かに言えることです。
真剣な話しなのに顔は作り笑いを浮かべている人もNGです、こういう時は確実に本音とは違うことを話しているからです、また話のどこかに嘘や作り話が隠れています。
信頼関係があるのが前提の真面目な話し、互いにクールに話ができない時には必ず後で問題が起こります。
眼つき・表情・仕草は心の声であり口から出る言葉よりも正直で確実です、心の声を心の耳で聞き、心の色模様を心の目で観れば人は隠し事などできるものではありません。
向き合って話しをする際に心の中に在ることを正直に且つ真摯に話ができる人、信用・信頼できる後継者の最低条件であることは間違いありません。