2023年6月16日 08:00
経験は多いほうが良いと言われます、確かに少ないより多いほうが良いと思います、それは問題解決などには必ず経験が生きてくるからです。
しかし人生における時間には限りがあります、仕事をする期間は通常の人で40年程度です、限りある期間であれば経験の内容も重要なファクターとなるのです。
私は「した方がよい経験と、しなくてもよい経験」とがあると思います、何でも経験すれば後で生きるとは限りません。
しなくてもよい経験とはしなくても済む経験のことであり、失敗事例とかそういう次元ではありません。
私はずっと技術畑を歩いてきました、しかし経営者でもあります、経営者であれば当然最低限必要な知識や能力があります、私はこれらを設立前に独学で勉強してきました、結果多くの時間も費やしてしまいました。
しかし会社を設立後、実際に会計処理や税務処理は顧問会計士や税理士が行ってくれるので私の出番はありません、最終的な確認だけで済むのです。
ということは、最終的な確認に必要な知識だけを身に着ければ良かったわけです。
当時私はまだ20代、事後の事まで頭が回りませんでした。
「会社を作る=必要な知識と能力を身につける必要がある」、ということだけで行動してしまったようです。
今思うと、先に正確な情報を得てさえいれば他にもっと必要なカテゴリーに時間を費やせたと反省しきりです。