2023年5月23日 08:00
日本国民的社会現象として情報取得傾向が一変しています、テレビ離れや新聞離れは当たり前でネットニュースさえも見なくなっています、だから世界一大ニュースでさえも知らない人が多数いるのです。
誰しも知らなくてはならない情報を得ていない人が多くなったのには驚くばかり、昔なら当たり前に皆が知っているはずの国内外の政治経済文化など国民として知るべき情報をほとんど得ていないのです。
だから酒の席でも私生活の超ローカル話しばかりで、情報共有&意見交換という意義ある時間を過ごせる人が少なくなってきたことは大変寂しい思いがします。
そんな人は、いったいどんな情報を得て楽しんでいるのでしょうか?
それはSNSなどからのどうでもよいローカル情報です、つまりは地域ではなくて不特定のしかも真意も定かではないプライベートな発信情報を得ては自身の知識としているのです。
だから正確にその物事を理解して話しているのではなく、とんでもないインチキ情報も本質的なものとして記憶しているのです、まさに情報過多時代の情報失調症です。
何でも食べる事ができる芳醇な時代にあって、必要な栄養素が極端に不足している栄養失調症の人が増えているとの指摘がWHOや医療機関から発令されています。
情報も食べ物と同じで、過多時代に失調症は付き物のようです。
食事も情報も正しく摂取しないと人間として健全に生きられません、特に経営者は経営だけではなく人間力向上の為にも必要な情報は正確に得るようにしたいものです。
最近では特定の情報を流すキュレーションサイトが活性化してきているようです、ただその内容を正しく精査してほしいのです。
正しい情報を得るための努力、これを怠ったら何れは栄養失調症と同じでどんどん衰退していきます。