2023年5月11日 08:00
「良い状況のときも悪い状況のときも常に謙虚に振る舞え」、私が日頃から門下生やパートナーに事あるごとに話していることです。
時にこれが仇になることもあるようです、それは謙虚な姿勢を勘違いして捉える人が少なからずいるからです。
例えば相手の気持ちを考えて遠回しに柔らかく話をすることがあります、それをどう取ったのか「もっと自信を持った方が良いですよ」と話の内容よりもその話し方を指摘する人がいるのです、自分から質問しておいて何を勘違いしているのでしょうか?
また逆に相手に自信を持ってほしいがために腰を低く落として話をすることもあります、実績のない人に「私も、これからですから」と気遣うって言うと、「一緒に頑張りましょう!」と腰を低くしている人に同じ目線もしくは上から目線のような表現が返ってくるのです、これも同じように何かを勘違いしているのです。
謙虚な姿勢の言葉をそのまま受け取ってしまう、素直と言えばそれまでなのですがあまりにも社会通念と他者への配慮が足りないという他に言葉が見つかりません。
きっとその人は「近くに来たら寄ってください」という社交辞令もそのまま受け取って本当に遊びに来る人、また「その服似合いますね」というと本気で自分のセンスの良さをひけらかす人なのだと思います。
自身がどう感じるかではないのです、人間関係でもっとも重要なのは相手がどんな気持ちで話しているかを悟ってあげることです、これが理解できない人は成功など夢のまた夢に終わるでしょう。
成功の基本は正常なる人間関係から生まれる信頼関係の構築が第一歩なのですから、自身の気持ちを優先しているうちは信頼関係の構築すらできないと思います。
自身の事ばかりの視野の狭さを克服して、相手の気持ちを最優先して正確に受け入れる術をマスターしてほしいものです。