2023年4月28日 08:00
突然ですが、私は昔から観光や出張に行っても暇な時間に行くのは観光名所ではありません。
私が好きな場所はそこに伝わる文化や歴史、そして生活感が浮き彫りにされるような「通り(道)」なのです。
外出先でちょっとした待ち時間があれば、その地のいろいろな通りを見て回るのが一番感動もあるし新しい発見もあります。
営業しているのかも判らないような古いお店や、自宅を改造した喫茶店やビストロなどは必ず寄ってみます。
お客さんがいなければマスターと会話します、実にこれがビジネスで偏りかけた思考や視点の修正になるのです。
そして何よりも活きた景気状況がはっきりと手に取るように解ります、これが私には最高の景気のトレンド情報です。
世の中にはいろいろな人がいてそれぞれの人生があり哲学があります、それに触れたときに「はっ」と大きな気付きを貰うこともあります。
私の「ぶらり独り歩き」の原点は見て回る探索というより、そこにしかないリアルな人間との触れ合いを求めているのかもしれません。
普段なら知り合うこともないだろう人たち、その人たちと出会い会話することが私には必要な瞬間なのかもしれません。
経営者は時間を見つけてはいろいろな通りを歩いて見て回ってほしいと思います、気分転換にもなるしビジネスの大きなヒントがたくさん落ちているものです。
成功しない人はせっかく新たな地に入っても何も学ばず、ただ何時もと同じことをして過ごすようです。