2023年4月25日 08:00
状況こそ似て本質は大きく異なる言葉に、「信頼」と「依存」があります。
信頼とは互いに信用して頼りにすることであり、その状況を共有することが信頼関係というものです。
特にビジネスにおいては、この信頼関係が成り立たなければ大きな事業を共有することはできません。
支払いや資金不足の問題、また技術や経営課題、こういった諸事に関して信頼関係があれば暗黙のうちに互いに助け合うことが当たり前になってきます。
互いに相手の利益を優先しつつも、その先には双方が幸せになれば結果よしという事項が暗黙のうちにでき上っています、これが信頼関係の基本であり本質です。
対して依存は信頼関係に見るような互いに信用しあっての暗黙のルールがありません、ただ自身の利益を優先しての他者に頼る行為をいいます、そこには互いに成長し利益を共有するという結果も起こることはありません。
真の信頼で行われる事項に関して「それは共依存だ」という人がいます、悲しきかなこの人は本当の信頼関係を構築できている相手がいないのではないかと思うのです。
信頼と依存とは、まったくその本質や根底にある心の繋がりの重みが180度異なります。
他者を真に信じることができない人は、他者間で行われている信頼関係での諸事を共依存と見えてしまっても仕方ないのかもしれません、何故なら信頼関係という他者との真の繋がりを経験していないからに他なりません。
ビジネスの成功には依存は厳禁であり信頼関係は必須です、この本質を真に理解できる人が多くのパートナーや協力者に囲まれ成功者となれる人なのです。
ビジネスを通した大きな利益を互いに生む強い信頼関係と、寂しさをカバーするためのコミュニティのような表面だけの繋がりを混同している人は何時まで経ってもビジネスの成功は有り得ません。