2023年2月 5日 08:00
私は不動産に何かと縁があるようで不動産業に多くの知人友人がいます、その中でも昔から知っている不動産会社は以前は社員数名の印刷機械の販社だったそうです。
ところがひょんなことで不動産業にシフトしたのです、そのきっかけはお客さんの不動産を売却する際に買い手を探してあげたことが始まりだと言います。
買い手を探してあげただけなのに当時の会社の半年分ほどの利益に相当するお礼を頂いたと言うのです、なんとその売却額は10億円以上だったといいます。
もし不動産業であれば売り手買い手からの手数料は6000万円にもなります、この瞬間に不動産業にシフトしようと決めたのだそうです。
設立時の事業を10年以上続けている企業は統計では3%以下です、ほとんどの会社は何かのタイミングで事業を変更していきます、当社も設立来40年間で2回も定款を変更するほどの大きな事業変革を行いました。
会社も時代や世の中のニーズに合わせて変化させていくこと、これも生き残るためには重要な経営者の経営活動の一つです。
変化を拒んで淘汰されるよりも変化させて力強く成長していく会社の方が世間の評価は高く、また経営者はその潔さが立派だと評価されます。
企業の評価は何をしているかなどはどうでもよいのです、それは経営者の拘りや意地でしかありません。
それよりも従業員を雇用して利益を出して納税する、これが真の企業が考えなくてはならない社会貢献というものです。
少なくても利益も出ない事業を長く継続させていくことが企業の価値ではありません、収益事業を作り常に利益活動を継続させていくことが真の企業存続価値なのです。