2022年12月 6日 08:00
この数年間で急速に世の中にデジタルトランスフォーメーション化が浸透していきます、デジタルトランスフォーメーション(略称:DX)とは人間が手作業で行っていた業務のデジタル化を意味しています。
今後は、このデジタルトランスフォーメーションに企業や人の将来がかかっていると言っても過言ではありません。
またデジタルトランスフォーメーションが浸透し始めると次に来るのがAIとの融合です、これも時間の問題であっという間に確実に実現されていきます。
少なくても銀行や証券会社などの窓口や役所から人間がどんどん消えていく日はそう遠くないでしょう、そんな時代に人間が行わざるを得ない業務とは何でしょうか?
例えば金融商品を組み合わせての資産構築や運用はAIの方がはるかにスピーディで確実に答えを出してくれます、トラブル対応も過去の記録を分析することで原因が究明でき対処までAIがスピーディに行うようになります、その処理スピードは人間が1年かかる事をたったの数分で行ってしまいます。
予め決められたルールの中で行われる業務は全てAIの守備範囲と言えます、つまりAIにできない業務にこそ人間が介在する隙間ができるのです、その時代に人間が介在する業務を行える人はまさに企業にとっては宝であり優遇されることは間違いありません。
デジタルトランスフォーメーション全盛期にはどんな人が望まれるのか、これを考える場合にはどんな人が望まれないかを考えてみると解りやすいと思います。
さてデジタルトランスフォーメーションは何故導入されるのでしょうか、それは人的ミスの一掃と言っても過言ではありません、ではミスを起こしやすい人の特徴とは何でしょうか?
多くの人間のミスは思い込み・排他的思考・合理的思考・プロセスを踏まない短絡的思考・自己利益優先などが根底に在ります、つまり数字に表れることがない見えない事実にまで広い視野で全てを見通したうえで判断できる人が望まれるのです。
ヒューマノイドは数値化できる範囲の今の状況だけを拾って一瞬で計算してしまいます、そこには時間と共に変化していく様を捉える事はできません、自然とは一瞬の状況で決まることなど存在しません。
そして数値化できない最も複雑な事象が人の心の中なのです、つまりAIが最も苦手とするカテゴリが人間の心理(マインド)なのです。
常に変化する価値観や事象に合わせて正確に結論を出し瞬時に行動できる技、そして心の問題とされる損失や犠牲を考慮できる大人の対応、AIが進化しようがこの分野だけは人間の方が常に優れているカテゴリなのです。
現在は大手企業がデジタルトランスフォーメーション化に全社一丸となり取り組もうとしています、これが一巡したら中小零細企業も行わざるを得ない状況になります、この状況を正確に読み来るべく時に備えて事業化の準備を整える企業が次代に繁栄する企業になるのです。