2022年11月28日 08:00
10年ほど前に地方拠点化を推し進める計画があり面白い調査をしました、それは全国の同業者と自治体や地方銀行などの中小企業支援団体とのコンタクトで、一つの地区で大小の企業や団体5~8社ほどと接触しました。
その調査方法は「もし当社がこの地で営業活動しようとしたら協業できますか?」と言う質問で、その反応が見事に面白い結果となりました。
同業他社が多種多様に犇めく地域と、ほとんど同業他社がいない地域は「大歓迎」ムードで協力的です。
そこそこの数の同業他社が存在する地域は露骨に難しい回答になります、更には10社以上に申し込んで1社も面談さえ受けてもらえない地域もありました。
少ないサンプルから結論は出しづらいのですが、ビジネスが絡むと上手く人間関係が構築できないこともあります。
ただ本気でその地にビジネスを生み出し貢献したいと思っています、その意味では歓迎されないところでビジネスをしたいとは思わないです。
もう一つ発見したことがあります、全国を飛び跳ねていて解ったことに地図の距離と移動時間はイコールではないということです。
飛行機で行けるところ、新幹線が通っているところ、双方無いところでは距離感と時間感覚がおかしくなるほど合わないです。
関東エリアの某地域へ行くのと、九州や北海道の中心的都市へ行くのと同じ時間で行けるというのを実際に経験してみると当たり前のことなのですが改めて交通インフラとは重要だと思った次第です。
地方拠点化や地方への転出の際には、その地を充分に調査することを念頭に置く必要がありそうです。