2022年11月19日 08:00
「まあ何とかなるさ」、こういう言葉をよく耳にします、しかし例外を除き多くの場合この人達は最悪の状況を迎えていきます。
プラス思考と言えば確かにそうなのですが、何故この言葉とは裏腹に問題が解決するどころか更に深刻な状況を迎えるのでしょうか、そこには大きく心理的なものを見て取れます。
「まあ何とかなるさ」、この時点で精神的に自分の判断ミスや選択ミスを擁護してしまっています、つまり今の苦痛な状況を真摯に自身のせいだと受け入れられずに一種の逃げを作ってしまっているのです。
そういう人は自分では一切動かずに誰かが助けてくれるのを待っています、問題解決は逃げずに自ら行動しなければ解決の糸口さえ見つかりません、時間だけが刻々と過ぎていくだけです。
「まあ何とかなる」、「時間が解決してくれる」、「誰かが最後は助けてくれる」、確かに場合によってはそれで上手くいくこともあるかもしれません、でもこれはギャンブルと同じです、思惑が外れれば最悪の状況を迎えることになります。
本当に何とかしたいのであれば「まあ、何とかなる」ではなく「何とかしなくてはいけない」、「何とかしてみせる」という強い意志と気持ちを持っていただきたいと思うのです。
経営者にとって、否どんな人でも精神的な逃げは決して良い状況にはなりません、時間が経過するほどに大きな問題となって襲ってきます。